phaの日記

パーティーは終わった

仲間を作りたいならスタッフをやろう

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news.nicovideo.jp

2月10日に認定NPO法人ニュースタートが主催する「第11回ニート祭り」というイベントがあって、去年に引き続き参加してきました。

感想一覧などはこちらからどうぞ。
http://b.hatena.ne.jp/pha/search?q=%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%88%E7%A5%AD%E3%82%8A


そこ出た話で、知り合い作るのどうしたらいいかという話があって、イベントとかいろいろ顔を出すようにしたらいいと言ったんだけど、単に参加するよりもイベントの開催側に回るともっと人とつながりやすいというのがあります。末端スタッフでいいので。

ニート祭りみたいなイベントもそうだけど、ボランティアで手伝ってくれる人募集してるイベントはたくさんあるので、自分の参加しやすそうなもので探すと良いと思う。例としてはこんな感じで募集してたりする(これはちょっと大規模なほうだけど、もっと小さいイベントでもいっぱいあります)。
2/26ボランティア大募集!「webメディアびっくりセール」: デイリーポータルZ 制作日記(DPQ)


ただ単に仲良くするためだけの場よりも、何か共同でやることがあったほうが人は仲良くなりやすいものです。
「友達を作りたいなら幹事をやろう」って前に書いたことがあるけど、幹事はちょっとエネルギーが必要なので「手伝い」くらいが気楽でいいですね。


知り合い作るルートとしては普通のバイトとかもあるけど、バイトだと働く義務があったりちゃんとやらないと怒られるとかがあってしんどいこともあるので、ボランティアで手伝ってるという立場だと気楽なのがよいです。やめたくなったらやめればいいし。

ニート祭り関係でもう少し何か書くかもしれません。

関連エントリ

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最近ハマったゲーム

ここ最近、すごく内向的な気分で何もやる気がしないし冬で体がだるくてまともに物が考えられなかったので、ひたすらパソコンでゲームをしていた。Steamで。
Steam、1000円とか2000円くらいで異常にハマれるゲームがたくさん売っていてヤバいですね。

Factorio

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ちょっと前に話題になって気になってたこれをやってみたら異常にハマってしまった。
機械を設置したりベルトコンベアーを置いたりして、ひたすら工場を管理するゲーム。
前にセトラーズというゲームにハマったときも思ったけど、僕はこういう生産管理系がすごく好きだな……。生産ラインを組んで、どの部分がボトルネックになっているかを探して、効率化して、自動化して、拡大して、効率化して、自動化して、のひたすらの繰り返し。
最もハマっていた時期は一日10時間くらいやっていて頭がマヒしていた。

Crypt of the NecroDancer

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Factorioの次にハマったのがこれ。
「風来のシレン」みたいな不思議のダンジョン系のローグライクゲームと、リズムゲーを組み合わせたもの。
テンポに合わせてボタンを押し続けないといけないので、立ち止まってゆっくり考えることができない。音楽に合わせてひたすら十字キーを押し続けるだけの操作なのだけど、戦略性とテンポの良さが組み合わさっていてこれもすごくハマる。
僕のゲーム原体験として、10代の頃にスーパーファミコンでシレンとかトルネコとか遊んでたのがかなり大きくて、こういう系には弱いなあ。
スーファミでは他に「シヴィライゼーション」「シムシティ」「伝説のオウガバトル」「タクティクスオウガ」とかをめっちゃやってた。

蟄居

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冬で調子が悪いせいかちょっとしたことにいらいらしやすくなっている。
「自分は寛容でいろんな人を受け入れられる」みたいに思ってた時期があるけど、よく考えたら嫌いな人間はいっぱいいるし別に寛容じゃない。普通くらいか。寛容でいなければならないと義務感みたいなのを持ってたせいだろうか。
「人と人を繋げなければいけない」とか「この人にもこの人を紹介しなきゃ」みたいなことに、何か義務感のようなのが昔からあって、いつも妙に焦ってしまう。よく考えたら別にやらなくてもいいことなのかもしれないけど。まあ、やってよいことになる場合もあるだろうけど。
今よりも付き合う人の幅を狭めて自分が面白いと思う人間だけ相手にするようにしてもいいのかもしれない。世の中にはつまんない人間はいっぱいいる。人間の性格なんて赤ちゃんの頃に大体決まってるし合わない奴は合わないから合わせるだけ無駄とも思う。
でも、自分より器の大きい人間を見たときに憧れる気持ちもあるなあ。自分が興味ない人間ともそれなりの妥協点を見つけてうまく利用し合えるようになれたら、そのほうが強いなと思う。社会的生物として。


人間が自由に物を考えて自由に判断して選択してるというのは怪しくて、かなり周りに影響されたり惰性で続けたりしてるものだなと思う。人の動きには粘性があってなかなか移動しないし変化しない。
東浩紀さんが「人間は一緒に事業を営むことでしか連帯できない。共通の思いや考えに基づく連帯って、いっけん深いように見えて、とてももろい。なにも基盤がないからすぐ壊れる」ということをTwitterで言っていて、それが最近よく気になる。
僕としては、事業に限らずシェアハウスなどで生活を共同にするのもそれに含まれるんじゃないかと思うけど、ただしそれも簡単に引っ越せるとわりとすぐ崩れるので、みんな引っ越しに腰が重いという前提が必要なのかもしれない。
自由な人間が自由に連帯して何かをやるみたいなの、不可能だなーと思う。一部の恵まれた人、意志と思想と体力に恵まれた一人で何でもエネルギッシュにこなせる人には可能だとしても、ほとんどの人には無理という点で。

ブログ向けの文章と書籍向けの文章の違い

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やらなければいけないことはいくつかあるのだけど、冬の寒さのせいで全身が極度のだるさに侵されて息抜きにブログに適当なことを書くくらいしかできない二月だ。

ブログ向けの文章と書籍向けの文章というのは違って、ブログでバズる文章は短くキャッチーさが必要だ。音楽で言うならCMで流れる曲のサビの一部くらいの感じ。だけど、それをたくさん集めても一つの音楽アルバムにはならない。書籍の場合は分量が多いしブログより読者が腰を落ち着けて読むので、キャッチーな部分の裏を支えている地味な部分も書くことができるし、書く必要がある。

あんまりブログでバズることを狙う文章ばかりを書いていると、分かりやすいキャッチーさばかり追いかけることで奥行きがなくなって、結局はアイデアが枯渇することになると思っている。だから僕は幅の広さや自由さを失わないために、ブログに定期的にどうでもいいことやあまり一般受けしそうにないことを書くようにしてる。だるいとか。

モチベーションの面でも、アクセス数を狙ってブログを書くのもいいけど、「あくまで自分の好きなことを書き殴るチラシの裏」みたいな面がないと、結局長期的にはやる気がなくなって続かないと思います。

関連エントリ

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適切な片付けができない

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syakkin-dama.hatenablog.com


この記事を読んで思ったけど、僕も同じような傾向が少しあるのか、用途に応じてカバンを使い分けることができない。

必要になる(かもしれない)ものを常に一つのカバンにぶちこんでいるので、いつも特別に何か入れたつもりないのに大きな荷物を背負うことになってる。ときどき「何が入ってるんですか」と聞かれるけど、「特に何も入れてないのだけど……」みたいにしか答えられなくて、怪訝な顔をされる。

自分は触って探すのが一番直感的に合ってる気がするので、大きなカバンの中に少しずつ触感の違う布の袋をいくつか入れてそれにいろいろ分けて入れている。カバンの中に手を突っ込んで探す。

部屋の片付けなんかも「その都度適切に片付ける」はできなくて、「とりあえずどこかにぶちこんでおく」しかできない。部屋の中に雑に全てを放り込んでおく「雑箱」を作っていて、箱が溢れたら箱の中身を整理する、というやり方しかできない。それでも部屋は世間一般から見ると散らかっているほうだけど、「雑箱」がなければもっと破滅していると思う。カオスを一箇所に限定することで他に被害が広がるのを防いでいるのだ。

面白かった本2016

今年読んで面白かった本を適当に挙げていきます。

  • 筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』
  • テッド・チャン『あなたの人生の物語』
  • 米田衆介『アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか?』
  • 石牟礼道子『苦海浄土』
  • 植本一子『かなわない』
  • 池谷裕二『進化しすぎた脳』
  • ジェシー・べリング『ヒトはなぜ神を信じるのか』
  • 岸政彦・雨宮まみ『愛と欲望の雑談』
  • ロマン優光『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに 』
  • 村田沙耶香『コンビニ人間』
  • 関連エントリ

筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』

ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)

ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)

何か読みたいけど新しいもの読む気力がないし、でも一度読んだのをもう一度読み返すのは損な気がする、というときに、昔好きだった筒井康隆の読んでない最近の作品を読んでいた。
筒井康隆は人生で最初にハマった作家で、中2のときに『虚航船団』を読んだのをきっかけに十代の頃はどっぷり読みまくっていたのだけど、その後二十歳を過ぎた頃くらいからは読まなくなっていた。
それで最近。筒井先生ももう八十歳とかだし、さすがにエネルギー切れじゃないのか、とか思ってたのだけど、読んでみたらまだまだ全然キレキレな感じで驚いた。凄いなあ。そういえば筒井康隆の盟友的なジャズピアニスト、山下洋輔を去年見たのだけど、山下さんも74歳とかなのに相変わらずキレキレだった。じじい凄い。
筒井康隆の作品の中でも面白かったのが『ダンシング・ヴァニティ』だった。同じシーンが少しずつ変奏されながら繰り返される文章は音楽に近い。そういう実験的なことをやってるにもかかわらず読みやすくエンターテインメント感があるのはさすがとしか言えない。集大成というか代表作感があった。
昔読んだ『旅のラゴス』を読み返したりもしたけどこれもやはり良かった。

旅のラゴス (新潮文庫)

旅のラゴス (新潮文庫)

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