phaの日記

パーティーは終わった

インターネットは悪

しばらく風邪を引いて寝込んでいた。
毎日インターネットをしていると目が疲れてカルマが溜まって、少しずつ背中が固くて痛くなっていく。それが極限まで進んでどうしようも手を付けられないくらいの固さになると体調を崩すような気がする。数日間悪寒と高熱の世界で魘されて、布団の中でたくさん汗をかきまくって熱が引いた後は、背中がとても軽くて楽な状態になっている。

でもせっかく回復しても、結局インターネットくらいしかやることがないのは変わらない。ディスプレイしか見るものがない。リアル世界の時間の流れの中で何をしたらいいか分からず、5分に一回はネットを見てしまう。また背中が固くなる。インターネットを見ずに済むのは風邪で倒れているときくらいだ。一年ぶりくらいに、4日間ネットをほとんど見なかった。心の平穏があった。

風邪を引いているときは一日中寝ていても退屈しないから好きだ。外に出ないからお金も使わないし、ごはんもあまり食べたくならない。性欲や承認欲求に振り回されることもない。元気だと一日中部屋にいることに飽き足りなくなってどこかに出かけたり何かを買ったりしたくなるけれど、大体そんなのはほとんど行っても行かなくても構わない場所や買っても買わなくても何も変わらない物に過ぎない。退屈や閉塞感を持て余したせいで今までたくさんのくだらないことをしてしまったなと思う。