穂村弘『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』
短歌を読み(詠み)はじめて二年ほどになるが、最初に読んでいた穂村弘を一周回ってまた読んだりしている。あの虚無っぷりはすごい。
ラケットで蝶を打ったの、手応えがぜんぜんなくて、めまいがしたわ 穂村弘
あっけらかんとした虚無から繰り出される子どもじみたイメージの順列組み合わせ。
現代短歌最前線 下巻
いま読んでいる途中。短歌とは直接関係ないが、米川千嘉子のエッセイの中の岡本太郎記念館の話が面白かった。青山にある岡本太郎記念館(http://www.taro-okamoto.or.jp/)は岡本太郎が住んでいた住居兼アトリエを、住んでいた雰囲気をできるだけ残して展示しているのだけど、その一角に岡本太郎人形があるそうだ。そしてその人形は岡本太郎が生きてそこに住んでいたときからずっとあるそうだ。行ってみたい。