phaの日記

パーティーは終わった



 一昨日、知人が社長室*1に一冊の日記を持ってきた。古い日記で、表紙はかなりぼろぼろに崩れている。この日記の処遇に困っているそうだ。
 この日記はその知人の恋人の友達のおじいちゃんか誰か*2が、太平洋戦争中に沖縄で拾ったそうだ。背表紙には「昭和七年 當用日記」と書かれている。
 その知人としては遺族の方に渡したいそうなのだが、持ち主の名前などは書かれていない。手がかりとしては日記の内容と、中に挟まっていた一枚の写真だけである。写真には柔道着を着た男性が十人ほど、「光洋館柔道教授玉那覇五段」と書かれた看板とともに写っている。
 日記の文章はまだ全然読んでいないのだが、それを読んだ知人によるとロマンスの話が多いらしい。K子とかM子とかY子とか、複数の女性が登場して、なかなか艶っぽい日記のようだ。
 ちょっと今から読んでみる。癖のある字で読みにくいのだが。
 この日記、「探偵ナイトスクープ」に出してみようなどと言ったりしているのだが。

*1:私が住んでいる寮の一室。五人部屋。

*2:詳しくは忘れてしまった