phaの日記

パーティーは終わった

夏目漱石



 かなり昔の記事についての応答。
 奥泉光『「吾輩は猫である」殺人事件』の一番の見所は、偏執狂的に完璧な漱石の「猫」の文体模写であるので、本家を読んでいないと(あと本家を好きな人でないと)あんまり楽しくないと思う。>id:smoking186
 夏目漱石は作品ごとに結構文体が違うのでいろいろ試してみて読みやすいのから入っていくのはどうでしょうか>id:yoru_hikaru 「夢十夜」「門」「道草」あたり、どうだろう。
 あと、江藤淳の評論『夏目漱石』はとても面白いので漱石を一通り読んで気に入った人は読むといいです。