phaの日記

パーティーは終わった

俺は俺の頭を良くするぞ



 山形浩生のサイトの文章を読んで、この人むちゃむちゃ頭いいなー、と思った(この小野善康の批判とか)。この人みたいに物事をスパスパ分析してズバズバ断言できるようになりたい、と強烈に思ったのでアマゾンで山形浩生『新教養主義宣言』isbn:4794964153を注文した。ブックオフ以外で本を買うのは数ヶ月ぶりだ。


 昔より「頭がいい」というのがどういうことかわかってきた気がする。端的には物事を分析・解体・整理する能力だと思う。「この現象はそもそもAとBという二つの問題がからみあっていてAの原因はCだからCが起こる原因を調べなさい、Bの原因は三通り考えられるのだがその三通りのうちのDだった場合は解決しようがないので諦めるしかないからまずDかどうかを調べること、それと平行してDだった場合に我が社がこうむるコストがいくらか試算しておくこと」とか言いたい。高校生の頃なんかは何が頭がいいのかよくわかってなかったから学校の成績がいいことをもって俺は頭がいいんじゃないかとか思ってたけど自分は全然愚鈍だなとここ数年でようやく実感してきた。よし、頭を良くするぞ。


 僕はもう二十四歳になってしまっているので、脳の使い方もずいぶんと固まってしまっていて、今から画期的に変化するのは無理かもしれない。が、まあ、いくぶんかマシにはなるだろう。十五歳くらいで同じことを考えていればと思わないでもないが、それはしかたがないことだ。十五歳でそういうことを思いつかなかったのは、所詮その程度の才能でしかなかったということだし、その程度の才能であることにそんなに不満はない。今まで結構楽しかったしな。むしろこう思い立ったのが三十二歳や四十八歳じゃなくて二十四歳であることを幸いと思う。