phaの日記

パーティーは終わった

セツヤク



 5万円分節約するのも5万円分働くのも自分にとってはまったくの等価なのだけど、そうは思わない人が多いらしい。そういう人は、節約は貧乏くさくて働くのは頑張っていると感じるみたいだ。どちらも作業をお金に換える作業に過ぎないのだから、手間の少ない方を選ぶのが効率的だと思う。働くより節約したほうが費やすもの(時間・体力・精神力etc)が少ないことが結構多いと感じる。例えば毎週図書館に行くことで本代を月に一万円か二万円浮かすとか。ぼくは一、二万円分働くよりも図書館に行くほうが楽だからそうしている(本を永続的に部屋に置いておきたいと滅多に思わないというのもあるけど)。図書館好きだし。
 ぼくが節約するのは、お金が惜しいというよりも、働く時間を少しでも減らしたいという思いから来ている。一応働いているのでお金は困らないだけあるし、そんなに要らない。それよりも自由になる時間が欲しい(いくらあっても足りない)。たくさん眠って冴えた頭で、のんびりと過ごしながらいろいろなことを思いついたり、一日中カラダが動きたいままに適当にゆらゆら踊ったりしていたい。その理想形に比べると、今の暮らしは(めぐまれているとは思うけど)不満点が多い。どうしたらそんな理想形にたどりつけるのかはまだはっきりと見えていないけれど、少しでも生活を理想に近づけるためにお金を貯める。


 しかし、マクロな視点で見ると、世間の多くの人がみんなぼくのようなお金の使い方をするようになったら、消費がすごく落ち込んで経済が停滞して、回りまわってぼくも今みたいにのんびりしてられなくなるのかもしれないな。
 消費社会万歳。