phaの日記

パーティーは終わった

つくるには



 まず、その自分がやろうとしていることの基本的な「型」について、特に意識せずとも自然にその型に沿ったものが出てくるくらいに慣れなければならない。歩くときに「右足を前に出すのと同時に左手を前に振って、そんで重心を移動しながら今度は左足を前に出して、それで今度は右足を前に出しながら・・・」なんてことをいちいち意識はしない。そんなことを意識しながら歩いたら余計ぎこちないものになるし、そんなことを意識しながらでは普通の歩き方の応用として「ちょっと変わった歩き方をする」なんてことはまずできない。意識しなくても歩くことができるのと同じように、意識せずとも基本的な型(とか動きとか枠組みとか)が自然なものとして自分の中から出てくる、という段階になる必要がある。型が自然に出てくるようになってはじめて、その型の中で自由に遊んだり、型をわざと崩してみたり、ということができるようになる。
 その基本的な型を身につけるには、浴びるようにたくさん触れて馴染むという方法が一番良いと思う。俗に言う「体で覚えろ」というものだ。理屈で分析して覚えるよりも、体で感覚をつかんでいったほうがおそらく速い。