phaの日記

パーティーは終わった



 精神系の薬(抗不安薬・抗うつ剤など)の使い方は、風邪のときの咳止め薬をイメージするとちょうどよいかもしれない。
 風邪で咳がひどいときは咳止め薬は必須だ。咳が出続けると体力も精神力も消耗してしまい風邪と戦うどころじゃないからだ。
 でも、これは咳止め薬さえあれば自分は何もしなくてよいということではない。風邪にやられないためには普段から健康管理をしっかりしたり、体力をつけたりしないといけない。
 これを精神系の薬に当てはめると、「咳」は「不安」や「無気力」や「妄想」に、「健康管理」や「体力」は「悩みの解決」や「精神の強さ」になる。
 何かの問題を抱えてしまい、心が風邪を引くと「不安」や「無気力」が襲いかかってきて、とても消耗してしまう。消耗したままでは問題解決どころではないので、症状を薬で軽減するのは重要だ。しかしそれだけではいけない。もっと根本の「悩みの解決」や「精神の強さ」を何とかすることも、考えていったほうがいい。薬は大事だけど、あくまで補助と思うべきだろう。
 重度の躁うつ病とか統合失調症についてはよく知らないので当てはまらないかもしれないけれど、一番数が多い軽症のうつ病や抑うつ症状についてはこんな風に捉えるといいんじゃないかと思っている。