phaの日記

パーティーは終わった



 仕事帰りに三条木屋町の路上にギターとフルートと小さいジャンベでボサノバっぽいのをやってた人たちがいたのでちょっと足を止めて聴いていたら自分も楽器を弾きたくなって別の場所に移動して路上で口琴を弾く。通りかかる人たちはちらちらとこちらを見ては「何の楽器だろ?」とかささやいたり弾いている俺の手の動きの真似をしたりしている様子があるのだが、いかんせん口琴は音量が出ないので(?)通行人の足を止めさせるに至らない。それでも自分は弾いてるだけでとても楽しいからまあいいんだけど。一組だけ「それ何ていう楽器ですか?」と訊いてきた二十歳くらいの女の子と男の子がいたので丁寧に教えてあげた。これは口に琴って書いて口琴っていうんだ。びよ〜ん(と弾いてみせる)。小さくて弾くのも簡単だから持っていると楽しいよ。すぐそこの寺町御池の民族楽器コイズミって店で売ってるよ。安いのは800円くらいからあるよ。こんな風に話しかけられるたびにコイズミに行くといいよっていう話をするので俺はまるで実演販売をしているコイズミの店の人みたいだと思ったりする。音量が欲しいなあ。もしくはもっと狭い空間で弾くか。地下道とか。でも、外のほうが気持ちがよいから良い音楽が弾けるのだ。30分くらい弾いてから帰った。