phaの日記

パーティーは終わった



一昨日書いたように僕は服を買うときに「これは本当はかっこいいんだけど…」というふうに自分の判断に自信が持てなくなっちゃうんだけど、僕が自分の感性にどれくらい自信が持てるかはジャンルによって違うな、と思った。
例えば今の僕は本に関しては「これはつまんない」「これは読む人が読めば面白いのかもしれないけど俺は好みじゃない」と自分の感性で言い切ることができる。音楽に関しても最近それができるようになった。「俺はこういうのが好きだからワンパターンとか言われても一生こういうの聴いてりゃいいよ」とか思ったりする。料理は、まだちょっと自信がない。いまいちピンとこなくても「これは俺が未熟なのでわかんないだけなのでは」とか思ってしまうところがある。食に関する経験が少ないせいで自信を持てないんじゃないかと思う。美術については、これについても経験は少ないんだけど、そのわりには「これ好き」とか「嫌い」とか自分の感性だけで斬って捨ててしまえる。なんでだろ。音楽と楽しみ方が似ているせいかな。で、服に関してはだいぶん苦手。
服がうまく判断できない理由は、それが好きか嫌いかということ以外にも考えなければいけないことがたくさんあって、「こういう服は社会的・文化的にどういうイメージを付与されているか(これを着ると他人の目にどんなに映るか)」とか「流行りすたりという点でどういうものなのか(流行を追うのは恥ずかしい)」とか「服自体が良くても自分がそれを着たときに似合っているかどうかはまた別(この判断ができないのは自己イメージをはっきり掴んでいないせい)」とか、というような問題を含むからではないかと思うのだけど。
とまあ、ここに書いたことも間違っていないだろうけれど、それよりももっと大きな問題は「優柔不断で過剰に心配しすぎな性格」だとも思います。