phaの日記

パーティーは終わった

最近考えていること



 クリエイティヴィティについて。
 人が「美しい」とか「心が揺さぶられる」とかいう体験を持つことの意味については、こないだ橋本治の『人はなぜ「美しい」がわかるのか』を読んだときに、ある程度自分の中で整理がついた。正確には、「意味」というか、そのような感覚が人という存在のありようとどう関わっているか、ということが。
 だけど、既にあるものを綺麗とか感じるだけじゃなくて、もともと自然界にないものを作品として新しく作り出すというのはどういうことなのだろうか。というのがまだよくわからない。
 なんでいろいろ作るの? しかも次々に今までと違う新しいものを。
 その、新しく今までにないものをつくるということも人という存在のありようと深く関わってるものなのだと思うのだけれど、何がどんなに関わってるのかがよくわからない。
 自然界にないものを作るというのは、自然が美しいように人間も美しいけれど、人間の美しさというのは自然界にもともとないようなものだから、そのあらわれも今までにないようなものとなる、ということでいいのか。それも間違ってはいないだろうけれど、それで足りてる? なんかモチベーションがそれだけでは足りないような気がする。
 芸術論とか美学とか全然触れたことがないのだけど、そのへんの分野で基本的なこととして論じられているんじゃないかと思う。こんな本読むと面白いよ、とかあったら誰か教えてください。しかし、本を読んでどうこうする問題でもない気もする。