phaの日記

パーティーは終わった

コンタクト・インプロヴィゼーションと合気道と



 演武会が終わって一泊して次の日曜。朝から東大の五月祭に行く。最初駒場キャンパスに行ったら祭りのまの字も見あたらなくて急いで本郷に向かった。
 七徳堂で合気道の演武を見る。内田樹教授と多田宏師範。多田師範の杖の使い方が美しかった。

「(相手に杖の先を持たれた瞬間に)加藤君の肩胛骨のあたりが杖の剣先になります」

 そのあとshimのサークルをちょっと冷やかしにいって、そしてコンタクト・インプロヴィゼーションのクラスを受けにいった。
 そのクラスのコーチ役の人に合気道をやっているって言ったら「合気道やってる人でコンタクトやってる人多いよねー」って言われた。ええ。そうなのか。
 何でもそのコーチの人が一日前にコンタクトのクラスを他で受けたらしいんだけど、そのクラスの先生の人はイスラエル人で合気道の有段者だったらしい。
 そのコーチの人がイスラエル人から受けたコンタクトの練習をその日もやったんだけど、それがそのまま合気道だったのでちょっとびっくりした。からだをひねらずナンバで足を一歩一歩踏み出していくとか、足を前後に開いて体重を前後に移動させるとか(合気道では「舟漕ぎ」という)、まっすぐ立って呼吸をしながら重心を上に上げたり下に下げたりするのとか。一歩踏み出して腕を上げて向きを180度変えて振り下ろすなんていう、そのまんま四方投げみたいなことまでやった。
 そういえば僕が前に受けた合気道のワークショップでも、先生がトレーニングとして合気道で練習としてよくやる「膝行」をやっていた(「これをやっているから僕の膝の毛はすべて擦り切れてしまってツルツルだ!」って)。そのときはたまたま同じ練習法があるんだと思ったんだけど、実は合気道をやってたりしたのかな。

 コンタクト自体はすごく楽しくてリラックスできていい気分になりました。東京には定期的にやっている場所があっていいなあ。