phaの日記

パーティーは終わった

僕が仕事を辞める勇気を持てた理由



前の貯金なくなったエントリの反応として多数の人からお金やポイントを振り込んでいただきました。ありがとうございます。


30日朝の時点で、銀行振込3件、PayPal3件、はてなポイント3件で、合計で27800円(はてなポイント含む)になりました。あと、先のエントリがホッテントリになってアクセスが集まった影響でアフィリエイト収入が数千円くらい増えた。

とりあえず破れたズボンを買い替えたり面白半分で17歳求職中ニートプログラマid:rosylillyに1000円振り込んだりしてみた。あとは生活費に充てたり滞納してる国民年金を支払ったりしようかと思います。はてなポイントは楽天ポイントに変換して楽天市場で米とかキャットフードとか買います。ありがとうございました。

お礼ついでにいくつかの意見に返答など。

アフィリエイトで月5万円稼ぐ方法を教えてくださいとか

これはなんだろ、とにかく人が集まるサイトを作ってそこに広告を貼る、くらいしか僕はわかんないです。僕はサイトを結構いっぱい作ってるし、お金になるかならないかに関わらずサイトを作るのが好きだから作ってて、たまたま収入がそれについてきてるだけなので。労力的には割にあうものではないです。とにかくサイトを作るのが好きで好きで仕方ないとかいう人にしかお薦めできないです。

ニートしてたら自分が腐っていく感じがないですかとか

これは僕に関しては全くないなあ。とても自然で正しいことをしている感覚しかない。逆に勤めていたときに自分が腐って汚れて行くように毎日感じていた。まあ価値観の違いですね。万人にはお薦めできない。

働くのが嫌いなのではなく勤めるのが嫌いなのだから起業したらとか

いろいろウェブサービスとか作るのは好きだけどできるだけそれをお金と関係ないところに置いておきたいというのがあるんですよね。あと、僕がやりたいと思っててそして僕が能力があるジャンルはどう見ても金を稼げないようなジャンルであるとかいうのもある。たとえば圧縮新聞とか人気だけど、こんなんは金取ってやるものじゃないし。他にも現在結構うまく行ってる もくもく会とか ギークハウスポータルにしてもお金儲けを絡めると絶対うまく回らないし。お金を絡めると成果物のクオリティが落ちると思っている。自分の神聖な仕事をお金に絡めたくない。

何かのときのためにちょっと余裕があったほうがいいのではとか

なんかギリギリであるからこそ得られる強さがある気がするんですよね。必然性が大事とか。自分の皮膚感覚でよくわかんないことははねのける直感力とか。

病気になったらどうするんですか、老後どうするんですかとか

よくわかんない。そもそも数十年後のこととかよくわかんないし。僕は2週間先くらいまでのことしかリアリティを持って考えられないみたい。リアリティとか必然性を感じられないことはしたくない(自分が濁るので)。

でもまあ、何故僕が仕事を辞めたることができたかというとネットがあったからです。ネットがなかったら仕事を辞める勇気はなかったと思う。
仕事が嫌いで仕方なかった2年前にふとした弾みでプログラミングを勉強しだして、覚えたてのPHP 村上春樹風に語るスレジェネレーターを作ってみて、それがすごく好評で嬉しくて、ネットがあればいくらでもやりたいことはあるし、そして面白いものさえ作ればそれを評価してくれる場もあるんだと確信し、安心して仕事を辞めることができた。あと、そのあたりからTwitterにはまりはじめていて、Twitterによって格段にネットで人と繋がりやすくなっていることに感動して、Twitterがあればネットでいくらでも人と繋がれるし、むしろ会社に勤めているよりもいろんな人と知り合えて、仕事を辞めても全く孤独になることはない自信ができた。「やりがい」と「人との繋がり」、その2つさえ確保できれば仕事なんてなくても全く怖くない。「お金」についてもネットで面白いことをやっていたらいくらでも稼げる気がしていたので(実際はわりと苦戦してるけど)、仕事を続けるモチベーションになるものはその時点で全くなかった。というわけで今の僕があるのはPHPTwitterのおかげです。やっててよかった、PHP

最後にこの曲をどうぞ。

町田康 And The Glory「どうにかなる」より「どうにかなる」

なんでもわりとやってみたら結構どうにかなるものなのでみんな諦めずに頑張りましょう。


どうにかなる

どうにかなる