phaの日記

パーティーは終わった

京都旅行記 2日目



11月28日(土)、9時頃サウナで目を覚まし、とりあえず寮に荷物を置きに行くことにした。三条から丸太町までぶらぶら歩く。鴨川沿いを歩くのは気持ちいいなあ。京都のこういうところはとても好きだ。


ぶらぶら歩いて京大熊野寮に着く。

相変わらず寮の中は散らかり放題だった。

僕が寮を出た6年前に1回生だった同部屋の後輩が順調に学年を重ねて7回生になっており、文学部は7回生までしかいられないので今年が最後で寮を出るという話をしていた。


基本的に僕が今ギークハウスでうだうだごろごろ何もせずに日々を送っているのは、大学時代にこの留年だらけの汚い寮で過ごしていた日々に端を発している。僕の原点はここで作られたと思う。

4人相部屋でむさくるしい居室に、24時間いつも麻雀の卓が立っている談話室。みんな学校に行かずに昼夜逆転したままでひたすらゲームや麻雀をしていて、1年2年の留年は当たり前。そんな空間が当時の僕にはとても居心地がよくて、ひたすらだらだらとしていた。

(まあ、当時は先の見えない状態でだらだらしていることに結構閉塞感もあったりしたのだが………)

寮を出てからも、なんか一人暮らしが味気なく思ってしまうのは、この寮の経験が懐かしいからだと思う。僕がギークハウスとかやってるのは、あの寮みたいに居心地が良くて楽しい場所をまた作りたいと思っているんだろう。


とりあえず寮を出て出町柳までまたぶらぶら歩く。

出町柳の三角州でコンピューティングしてるとid:oqunoganchikuがやってきた。


phaとoquno


小池スタイル on 鴨川


だらだらとプログラミングのことなどについて話す。京都にギークハウス作りたいねえとかいう話をした。京都で、どっかにちょうどいい一軒家、大きめの町屋とかないかなあ。ボロくていいので。京都のプログラマが集まったり、東京から誰かがしょっちゅう遊びに来て泊まって行ったりする感じの家を作りたい(そしたら僕もしょっちゅう遊びにいく)。

(募集してみた→烏丸御池周辺でルームシェア可能物件ないですか? - ルームシェアルームメイト。はてなリスペクトで烏丸御池とか書いてるけど、実際は堀川、四条、東大路、今出川の四辺に囲まれた間くらいだったらどこでもいい感じです。なんかいい家あったら教えてください)
(ただ、中心になるganchikuが確実に京都にいるのはあと一年くらいらしいので、それくらいの期間限定になるかもしれませんが)

夕方になると寒くなってきたので近くのoquno家に移動した。oquno家は小奇麗で広くて居心地良かった。こんないい部屋で以前糸柳たちはあんなことを……。

出町ふたばには相変わらず長い行列ができていた。


18時からは第三回 HUG Kyotoに参加した。はてなの新サービスのベータ発表ということで、わくわくして行きました。

新サービスの内容ははてなハイク2でした。メンバー募集は現在締め切られているようですが、なかなか居心地のいいサービスだと思います。Twitter的なサービスだけど、Twitterよりクローズドでアットホームで安心感がある感じ。

イベントの中で結成した5人組のチームに、一人メンバーが足りないということで、急遽id:jkondoが入ってきてびっくりした。うわー。僕ははてなをかなり初期から使っていて、ずっとjkondoの発言や活動やさまざまなところで言及されているのを見ていたのだけど実際会うのは初めてで、かなり緊張しました。ずっとネットを通して見ていて変にイメージが膨らみすぎたせいで、実際しゃべると「あー、普通にちゃんと自分と地続きの人間の人や・・・」とか当たり前なところで感心してしまった。僕のことも認識してもらえていたようで嬉しかったです。


HUG Kyotoが終わったあと、同じくHUG Kyotoのイベントに参加していて元寮生仲間である携帯百景開発者のid:kimzoとタクシーで熊野寮に向かった。

kimzoとは10年前くらいからの知り合いで、昔寮に住んでたときはお互いに別に情報系でもないしプログラミングとか全然やってなくて、ただひたすら麻雀したり酒のんだりしてただけなんだけど、なんか2年前くらいに久しぶりに会ったら二人ともウェブ関係でいろいろやる人になって、また近いところでうろうろするようになっている。

熊野寮に着くとすでに同窓会は始まっていて、たくさんのOBが集まっていた。まあ適当にぐだぐだ昔の話とか近況の話とかした感じ。しかし久しぶりに会うと、みんな老けてるねえ。もちろん僕もなんだろうけど。

ぼちぼちみんな結婚したりしてるなあ。僕は結婚とかあまり興味ないのですが、どんどん周りは結婚していって家庭に入って、取り残された感じになってしまうんだろうかなあ。まあ遊び相手がゼロになることはないと思うけど。僕がギークハウスとかやってるのもそのためでもあるし。家庭とも会社とも違うゆるいコミュニティの場として。

しばらく喋ったあといつの間にか麻雀を打ち始め、大学時代に腐るほど打ちまくった熊野寮特製ルールの白オールマイティー三人麻雀*1 *2を朝まで打ち続けた。

麻雀で調子がいいときって、このまま眠らずに何十時間でも打ち続けていられるような気がするよなあ。気のせいなんだけど。

*1:白が何の牌としても使える、白を切るとあまりの眩しさに他の人は何も見えなくなって全員二巡の間強制ツモ切り(「白フラッシュ」という)、ポンカスを他人の明刻に無理やり加カンできる、チップは一発赤裏アリスリアル(白抜き)に付く、その他変則的な特殊ルール山盛り

*2:熊野寮には他にも特殊ルールはたくさんあって、四人同時にツモって四人同時に切る通称「こってり」というルール、などがある。「こってり」では一万点棒でリーチするとイナズマリーチといって得点2倍で、4本同時に出すと16倍で、割れ目と移動割れ目の二つの割れ目があるので最高で64倍までの得点を叩きだせる。