phaの日記

パーティーは終わった

タイの田舎で炭焼き小屋を見てきました



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先日タイの和僑会の集まりに参加させてもらったんですが(タイ王国和僑会)、その和僑会の会長の谷田貝さんがタイの田舎で炭焼きをやっているということで、見学させてもらいに行ってきました。前に熊野に行ったときに、あのへんはもともと備長炭の産地なんですが、「炭焼きをやる人が少ないのでやりたい人がいたらできるぞ」という話を聞いて、「田舎で炭でも焼きながらインターネットして暮らすのもありかもしれない……」と思ってちょっと興味があったのです。


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バンコクから車で約3時間。自然以外に特に何もない、観光客や外国人はまず来ないようなところまでやってきました。空が広くて気持ちいい。


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谷田貝さんと僕。


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施設の全体。窯がたくさん並んでいます。


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これが炭焼きの窯。


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窯の前にはこんな穴が掘られています。これは何をするかというと、炭が焼きあがったら焼けた炭を窯から掻きだしてきてこの穴に入れて、その上に灰と水を混ぜたものをかけて急速に冷やすためのものです。

炭には白炭と黒炭というものがあるそうです。白炭は備長炭とかのように表面が白くなっているもので、黒炭は表面が黒いもの。炭を焼いたあとにそのまま冷めるまで放っておくと黒炭になって、窯から出して急速に灰をかけたりして冷やすと白炭になります。白炭のほうが燃料としては優秀らしい。タイの伝統的な炭焼きは黒炭なんだけど、ここでは日本の備長炭のやり方で白炭を作っているとのことです。


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できあがった炭。


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良い炭ほど電気抵抗が少なくなるので、電気抵抗を計ることで質を確かめることができるそうです。

谷田貝さんは炭焼き施設を運営しつつ、ゆくゆくはこの近くに畑なども用意して、炭焼きや畑いじりをしながらのんびりと健康に過ごせるような村を作ることを考えているそうです。村の名前はバーンタオ村で、バーンタオというのは亀の家という意味です。バーンタオ村のサイトもあるので興味のある方はぜひ御覧ください。