冬は大体いつも調子が悪いんだけど今年の冬は10年に一度くらいのレベルでだめな感じで全く何も楽しいことがなく毎日スマホでどうでもいいネットの揉め事を見てスクロールし続けるくらいしかできなかったんだけど、春になって元気になったかというとそうでもなくて、例年通りなら桜の咲く頃になれば気分が上を向いてきて全てが楽しく世界は美しいって浮かれた感じになったりするんだけど今年は全然そんな感じじゃなく、桜が咲いても「この桜が綺麗なのは頭ではわかるけど全然心が動かされないな」と冷たい表情で見ているだけだった。桜は毎年同じように咲いているわけだから、そんな風に感じるのは自分の状態の問題なんだろう。
ようやくこの4月下旬になってきて少しはマシな気分になってきたのだけど、それでも例年の好調にはほど遠く、一番調子が良かったときの60%くらいにしかならない。全身がだるい。いや、ずっと前からだるいんだけど、以前よりさらにだるくて固くて重くなっている。なんだろうなあ。やっぱり歳のせいかもしれない。これから先はずっと、良くても良かったときの60%くらいで生きていくのかな。まあ60%くらいでもやれることはあるといえばある。その状態に慣れれば平気になっていくのかもしれない。生きるというのはこんな風に、ひたすら下り坂を転がっていくようなものなのだろう。
面白かった本2018
今年読んで面白かった本をまとめてみます。今年はあまり文章を書かなかったから、読んだ本ちょっと少なめかも。大体なにか書くときに参考にしたり真似したりするために読むというのが多くて、本を読みたいから文章を書いてるようなところがある。
- 花田菜々子『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』
- 先崎学『うつ病九段』
- 佐藤文香『そんなことよりキスだった』
- こだま『ここは、おしまいの地』
- ECD『失点・イン・ザ・パーク』
- 漢 a.k.a GAMI『ヒップホップ・ドリーム』
- 瓜田純士『遺書』
- 野崎まど作品
- 平山夢明作品
- ユヴァル・ノヴァ・ハラリ『サピエンス全史』
- 過去記事
2018年の活動まとめ
みなさん調子はどうですか。僕はいまいちです。
今年は最初から最後まで本当にやる気や目標を喪失していてあまり働かなかったのですが、それでもそれなりにやった仕事があるのでまとめておきます。サクッとまとめられる程度しか仕事をしなかったとも言える。
単行本
新規の単行本は出なかったのですが、以前出した『しないことリスト』(だいわ文庫)と『フルサトをつくる』(ちくま文庫)が文庫化されました。ありがたいことです。
あと、1月8日まで幻冬舎から出した『持たない幸福論』と『ひきこもらない』がセール中です。
幻冬舎から出ている『持たない幸福論』 https://t.co/Fj2SlJ8QdF と『ひきこもらない』 https://t.co/PdlX6oBw5k のkindle版がそれぞれ大幅割り引き&50%ポイントバックのセール中です。未読の方はよかったらどうぞ
— pha (@pha) 2018年12月22日
連載
幻冬舎プラスで「猫を撫でて一日終わる」というコラムを月2回のペースで連載しています。大体やる気のない暗い話を書いています。今ちょっと休んでますが年明けからまた再開できるはず……。
あとはnoteで日記を書き続けています。現在200人くらいに読まれています。
その他取材や寄稿など
「Journalism」という朝日新聞社が出している雑誌で「浮世をサバイブするための10冊」というテーマで本を10冊紹介させていただきました。
去年に引き続き、『このマンガがすごい!2019』で今年面白かったマンガを5冊選んでいます。
えらいてんちょう『しょぼい起業で生きていく』にえらいてんちょうとの対談が収録されています。
SUUMOタウンで千駄ヶ谷に一週間住んだ感想を書かせていただきました。SUUMOタウンへの寄稿は二年ぶり二回目で、一回目は京都についてでした。こういう仕事だけやって生きていきたい……。
livedoorニュースで俳人の佐藤文香と俳句について対談しました。俳句は初心者なのだけど面白かった。
『ふわ』という同人誌に短歌と散文を寄稿しました。
『ふは(fuwa)』創刊号
— ふわのかい@文フリ東京H-10、『ふは(fuwa)』頒布 (@fuwanokai) 2018年10月29日
文フリ東京H-10
特集:佐藤佐太郎『歩道』
★企画①定点観測うた日記/②エッセイ/③読書会レポート:
滝本賢太郎、中島裕介、こうさき初夏、内山佑樹
★特別作品:岩倉文也、pha
★イラスト:文車雨(ふぐるまあめ)
2018/10/29時点
しぶや荘というサイトの「妄想ラブレター」というコーナーに架空のラブレターを寄稿しました。
DANROというおひとりさまを楽しむみたいなコンセプトのサイトでインタビューを受けました。担当者の人と趣味が合ったので音楽の話などをしています。
ザ・ノンフィクションの総集編が3月に放映されました。続編については話がないわけではないのですが今のところ未定です。
他にもいくつかやった仕事あった気がするけど忘れた。しかし今年は意欲や目標がなく週2くらいしか働かずひたすらだらだらしていたけど、来年こそもうちょっと動き出さないといけないのだろうか。やりたいこととか特にないし何もせずに過ごしていたいけど、ただ寝ているだけだと筋肉が退化して体がつらくなってくるのだよな。生きるのは面倒臭い。
近況
Twitterとnoteの日記と幻冬舎plusの連載を書いていたらそれでいっぱいいっぱいになってしまってこのブログをほったらかしにしてしまっているのですが、なんとか元気に生存しています。相変わらず何もやる気がなくて、ひたすら引きこもって一日12時間くらいゲームをしたりしている毎日ですが。
そういえば9月12日に、3年前に出した『しないことリスト』が文庫化されました。
『しないことリスト』の文庫版がとてもかわいい感じになって発売されたのでよろしくお願いしますhttps://t.co/XvbZzG7wuf pic.twitter.com/rUx8iRy6U1
— pha (@pha) September 12, 2018
- 作者: pha
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2018/09/12
- メディア: 文庫
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今年は何もやってないのに本が出るのはありがたいことですね。
「なんかいろいろ飽きたし何もやる気ないから今年いっぱいはだらだらする」と宣言して早9ヶ月経ちますが、しばらくだらだらしてたら何かやる気になるかなと思ってたんですが、今のところやっぱりやる気が湧いてくる様子がないですね……。今年が終わったら、もしくは平成が終わったらやる気が出るだろうか。それでもやる気が出なかったらオリンピックが終わるまで待てばいいだろうか。もうしばらくは様子を見つつだらだら過ごそうと思います。
近況
春くらいにあった人生に飽きてる感じは薄れてきたけれど相変わらず仕事はやる気がない、というかそれ以上に暑くて何もやる気がしないですね。今年の夏はいつもより暑くないか、と毎年思っている気がするけれど。地球ってこんなに暑かったっけ。9月後半くらいまでだめだと思います。みなさんも暑さの中で無理しすぎないようにしてください。やっぱり今年いっぱいは全般的にだめな気がする……。去年結構働いたおかげでしばらくやっていけるお金はあるのだけど。
Twitterは適当に更新しているのと、普段の生活などは有料日記で書いています。あとは幻冬舎plusでコラムを連載してます。
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だるい
なんだかここ数年はずっと文章を書くことに注力していて、もともと文章を書くのは好きだったからそれはとても楽しかったのだけど、なんだか気づくといつの間にか文章を書くのに少し飽きてきている自分に気がついた。まあ別に嫌になったら書かなくていい、書くために人は生きているわけじゃない。だけど書かなくていいと思った途端に大きな虚無感にとらわれてしまった。この数年ずっと生活とか趣味とか旅行とか大体全てのことを書くことを中心として回してきたからな。引っ越してはそれについて書き、本を読んだらそれについて書き、旅行をしたらそれについて書く。書かなくていいとなると何をしたらいいかわからなくなっている。堕落したものだと思う。昔の自分はもっと無を愛する無職だったはずなのに、いつの間にかニートの心を失ってしまっていた。定年退職して虚無になるサラリーマンと同じじゃないか。もっと無のままで生きていく気持ちを思い出さないといけない。全てを文章にしようとしすぎたのかもしれない。別に文章なんて書かなくていい。過去の自分の文章が今の自分を縛るけど知ったことじゃない。自分の作り出したものに縛られるのは不毛だ。書いたことの反響って数年遅れてやってくるからずっと同じ店を出し続けている人は強いと思うけど飽きっぽくてそこまで待てないんだよな。出版社というのは数年遅れで初動では届かない多くの人にまとまった意見を届けるシステムなのでウェブで自分で文章を発表できる仕組みが進化しても出版社は滅びないと思う。だるい。
近況
春になって活力は出てきたのだけど、やる気がまだ湧いてこなくて毎日あまり何もせず無為に過ごしている。季節の変わり目だからなのか、それともなんかもうあれな感じなのか。
最近過去を反芻してばかりで新しいものを全然摂取してなくてもう自分の頭は終わりだなーという気分になってたんだけど、よく考えたら30歳くらいのときも同じようなことを考えてたので単に数年サイクルの何かかもしれない。わからんけど。
しかしやる気しないな。やることになっていることはいくつかあるのだけどほとんど何も進んでいない。新しい依頼は断りまくっている。これで大丈夫だろうか。自分はもっと切羽詰まるべきなのかもしれない。
まあ飽きてきてるのかなあ。ちょっと同じことを数年やりすぎたのかもしれない。会社を辞めてから10年、本を出しはじめてから5年も経つ。よく今までやったな。よく生きたよ。次は何をすればいいのか全く見えないけれど。今年の目標は、とか考えて、何も思いつかなさすぎて唖然とする。
最近冷凍野菜をたくさん常備するようになって、かなり料理が捗るようになった。ブロッコリー、オクラ、ホウレンソウ、インゲン、ブナシメジなど。料理はわりと好きなんだけど、食材が余っているから料理を作らなければいけないという状況は嫌いだ。そのときの気分次第で外食もしたい。冷凍野菜なら、いつまでに使えばいいとかを気にせずにずっと置いておけるのがいい。オクラが特にお気に入り。味噌汁に入れても美味しいし、そのままレンジであっためてかつお節と醤油かけて食べるとかでも美味しい。
タンパク質も冷凍ものでまかなえたら便利なんだけど、肉を切って小分けしてラップするのはだるいし、冷凍ソーセージとかは結構飽きるし、魚介?とかがいいのか。どうなんだろ。
春
暖かくなってきてようやく体が動くようになってきた。久しぶりに世界に戻ってきたような感じがする。自分は冬になる前、毎日何をしてたんだっけ、というのをなかなか思い出せない。体力や精神力が冬の3倍くらいあるので、用事を一つこなしてもまだ一日の3分の1しか終わっていない、こんなに時間があったら何をやったらいいんだろうと思う。今年は何やって生きていこう。特にそんなにやりたいこともないのだけど。やりたくないことならたくさんある。
それはそれとして花粉症ぽい症状が年々出てきていて、とうとう薬を飲みはじめてしまう。嫌だな。
明日、BSフジでザ・ノンフィクションの特別編が放送されるそうです。
今までの総集編に追加で撮り下ろしたものを加えた感じです。