phaの日記

パーティーは終わった

シソーラスとは



 図書館などで文献を探すとき、キーワードやテーマから目的の本を探すことができる。このキーワードを「件名」と言う。初めに図書を分類する際にその図書が関連するキーワードを図書のメタデータとして割り振っておくことでこれが可能となる。
 その索引に使うキーワードとして無制限にいろんな言葉を許容すると検索効率が落ちる。地球とか火星とかが周りを巡回しているあの恒星のことを表す言葉としては「太陽」「日」「陽」「日輪」「お天道様」「お日様」「お日さん」などと数多くの言葉があるが、同じテーマの図書を一つのキーワードに集中させて検索しやすくするため、登録用・検索用の言葉を予め規定しておく。このために指定された言葉を「ディスクリプタ(≒統制語、統制語彙)」という。



 シソーラスというのはこのディスクリプタの集合である。
 ディスクリプタ同士は「広義語(BT = Broader Term)」「狭義語(NT = Narrower Term)」「関連語(RT = Related Term)」「直接参照(→ = を見よ)」などの指示で関連づけられ、言葉の網の目を形成する。