phaの日記

パーティーは終わった

とか



長嶋肩甲のページ

 最近たまにこのサイトを読んでいる。「猛スピードで母は」で芥川賞をとった長嶋有氏です。肩甲は俳号。俳人です。

ラッパーが順に振り向く十二月

20日間パリから出ない女の子

電卓の√を押せば春の嵐

 俳句もやってみたいな、って長嶋氏のを読んで思った。俳句では、前に角川春樹の句集を読んで「凄ぇ」って感じたことはあったけれど、あまりにも超絶してて自分でやろうとかいう考えは起こらなかった。長嶋氏のは、ポップで共感できる、手の届く感じがする。
 季語の代わりに値段を使った値段俳句とか、五・七・五ではなく五・九・四の俳句とか、色物っぽい企画もやっているけど、その背後には季語への疑いや定型への疑いといったちゃんとした理由がある。
 季語とか、よくわからない。季語にこだわらなくていいなら俳句を作ってみようかとも思う。たまに、この感触は短歌にはうまく収まらないな、という思いつきがある。短歌みたいに、おだやかに歌いあげるのにふさわしくないような、何か展開していくわけでもない、自分の感想を述べる暇も必要もない瞬間的なイメージが。
 エッセイも面白いです。