ふと思いついて地下室で喉歌をやったら倍音が反響して気を失いそうなくらい気持ちよかった。くらくら。
喉歌(のどうた/throat-singing)というのは中央アジアに伝わる発声法で、一人で二つの声を同時に出す。喉歌の中にはホーミーとかフーメイとかいくつかの種類がある。自分の喉歌は完全我流なので喉歌の中の何に分類されるのかよくわからない*1。
今日喉歌を唸っていると、低音と倍音と、その更に一つ上の高い倍音が出ているような気がした。が、外に出てからもう一度試してみたら三つ目の音は聴こえなかった。地下室効果か。
実際一人で三つの音を出す喉歌はあるらしい。だけど人間は同時に二つの音しか聞き取れないという仕組みらしく、せっかくそういう発声法があるのに、残念ながら人類には三つの音を同時に鑑賞するのは無理だということだ。