phaの日記

パーティーは終わった

昨日のコメント欄への応答つづき、穂村弘のことなど



>>id:shim
 MECE、昔その概念を聞いたときよりも、今はその重要性がぴんと来ているよ。そのときの自分が切実に必要としていないものは面白くないし身につかない、ということを最近よく思う。昔は何をすればよいかもわからずに必要でもないことをいっぱいしていたな、と思う。なんかわかんないけどとりあえず資格取ろう、とか。そういったものは結局全然身についていない。MECEはあの時の自分には少し早かったみたいだ。
 しかし『方法序説』なんて本当に役に立つの今さら?
 頭のよさにもいろいろ種類があるというのは確かにそう思う。まあそのいろいろある中でも分析して整理する力というのがが今の自分の能力のうちで一番のボトルネックになっていると思うし、身につけたいという気持ちも強いので、山形浩生のようなキレのよさを鍛えたいと考えてるよ。


 自分の分析力のなさをくやしく思うことは多い。最近も、思い出地獄の我妻さんがid:ggippss:20031106で穂村弘の短歌の仕組みを話題にしていて、ぼくも穂村弘を読んで短歌に入って昔は穂村弘っぽい短歌を作っていたのでこの問題にはとても興味があるのだけれど、自分では穂村弘の短歌についてうまく説明ができなかった。もどかしい。もう既に誰かが言ってると思うけれど、東浩紀が言う「データベース的」とか「動物化」とかいう概念が穂村弘にはとてもうまく当てはまるのではないかと思うのだが。