phaの日記

パーティーは終わった

マネー



 山形浩生が薦めていたので(→山形浩生の書評

 を読んで(とてもためになる本でした)、そうね、そろそろ一生の過ごし方を考えないとな、悠々とした人生を送るために何か金増やす方法ないかな、と思い立ち、

 などを読んでみたのだけど、イマイチ。金利は無に等しいし外貨預金とか外債とか投資信託とかも大したことなさそうだし、(貧乏人には)ほとんどできることがないな。これならゴミ投資家の本に書いてあるように働いたほうが効率がいい。まあ、そのへんの本屋で売ってるような本や雑誌にそんな美味しい情報が載っていたら逆に困るのだけど。
 しかし、こんなにお金の運用の仕方についてロクな選択肢がないのに、なんでお金の運用に関する雑誌がいっぱい売ってるんだ? これは年末ジャンボとかと同じで、数百万円くらいしか資産がない貧乏人にお金が儲かるかもしれないというファンタジーを売るシノギなのですね。そんで銀行とか証券会社とかが手数料他で儲けるという。ぼくは真剣にお金が欲しいのでそんなファンタジーにつきあっている余裕はないな。もっと別の方法を探そう。
 株ってどうなんだろう。

 うまく立ち回ればそこそこリターンがありそうではあるけれど、うまくいかなかった場合の損失を計算して、さらに費やす時間とか労力とかも考慮したら、これもわりが良くない気がするな。
 ぼくはすごく小心者なのでギャンブルはしたくない。期待値がプラスのものにしか手を出したくない。パチンコやパチスロに触れることを通して、世間の大多数の人が損をしているゲームでもちゃんと作戦を練って手間を惜しまず計算をしてうまく立ち回れば確実に稼げる(期待値がプラスになる)ということをぼくは知っているから、株もその種のゲームなんだろうなあとは思うけれど。
 株を買うなら長期にわたって株を持ちつづけて、配当とか株主優待とかを当てにするならありかとは思う。例えば、京阪電鉄の株買って株主優待の乗車券もらったら、結構京阪で京都―大阪間を行き来するのでその分の交通費が浮くかな、とか。余ったら金券ショップに売れるし。全然調べてないけど、どうなんだろ。

 とりあえず真面目に働いて百万円貯めてみることにした。来年の春には貯まる予定。