こないだのコンタクト・インプロヴィゼーションのワークショップでの話。
「まず bridge を作ってみましょう」と先生が言った*1。まず最初に先生は「これが classical な bridge です」と言って、胴体を支える手と足が真下に伸びている、ちょうど ○| ̄|_ のようなポーズを作った。「これは一番 classical で、丈夫です。誰かを上に乗せても大丈夫」そこから先生は少しずつポーズを変えながら「こういう風に手や足の位置をずらしても bridge は作れます」「四本の手足のうちの一本、もしくは二本を上に伸ばすこともできます」と実演していき、そして一通り終わると「それではみなさんいろんな bridge を試してみてください。体のいろんな場所で bridge を作ってみてください」と言った(これは今思うと、普段使っている二本足で垂直に立つ以外のやりかたに慣れるってことなんだろうな)。
そんでいろんな bridge を試してたら、先生が「みなさん、こっち見てくださーい」と言った。そちらを見ると先生は、ある人の作っている bridge を指さして「これを見てください。彼女の bridge はすごく creative です」と言った。
確かにその人の bridge は何だか素敵でちょっと面白くて、いい感じだった。それを見て、クリエイティブってなんだろう、どうしたらできるんだろう、と思った。
bridge をつくる場合で言ったら、そのクリエイティブなポーズから右手をつく位置を10センチ右にずらしたら、それはクリエイティブじゃなくつまらないポーズになってしまったりするけれど、それならばクリエイティブというのはそのポーズのどこに潜んでいるのだろう。
クリエイティブなものというのは、普通とは違うんだけど、奇を衒えばいいわけじゃない。変なんだけど、自然である必要がある。なんなんだろ。自然な好奇心のあらわれのような感じ? いつも曲がらないこの角曲がってみたらどうなるんだろ?みたいな。