# triplet 『わたしも思ったことがあります>画家は長命。手を動かすから脳が活性化されるのかなあ、と考えていました。そうか、絵を描くのは、文章を書くことよりは思いつめないかもしれませんね。』
この本(人間臨終図巻3)の中で例に引かれているエピソードとして、梅原龍三郎は最愛の奥さんが死んだときに、一心不乱にその祭壇の絵を描き続けていた、というのがあったのです。そんな風にして辛いことを処理するというのが、絵ではできるんではないか、というようなことを山風は言ってました(手元に本がないので不正確かもしれない)。これは小説ではできないと思う。そして、短歌は絵と同じような効果を持つことができると思う。詩では、難しいかなあ。音楽もなんか違うんだよなあ。
もう一つの閉じた(そして安定した)世界を作り上げるかどうか、ってとこが分かれ目でしょうか。自分がその中に入っていけるような世界。