昨日放送されたフジテレビ系「僕らが考える夜」というAKBメンバーらが出演する番組で「最近の若者は働かない人が増えているのか?」「お金は幸せに必要なのか?」みたいなテーマで話したりしました。自分をテレビで見ると冷や汗出ますね……。まあなんとか番組としてまとまって放映されていて安心しました。
お金ねー。難しいですね。お金は生きていくには必要なものではあるけれど、でもそんなに一定以上いらないな(だからあまり働きたくない)と思うのも事実なんですよね。僕は金持ちになったことはないけどサラリーマンをやっていたときはあって、そのときは毎月十数万くらいの手取りだったんだけど、あんまりお金使わないので結構お金が余って貯金してたんですよね。だから「お金そんなにいらない、仕事だるい、仕事したくない」と思って会社を辞めたんだけど。
お金を使って贅沢するとかも、結構飽きるものだと思うんですよね。いいもの食べたりとかいい服買ったりとか、瞬間は楽しいけど、すぐに飽きたりとかむなしくなってきたりする。まあそれはお金がなくても同じで、毎日インターネット見てても飽きるしむなしくなってくる。で、どっちにしろ飽きるしむなしくなるんなら、わざわざ働いて稼いだりするの面倒じゃね?って思うんだけど。
そもそも服とか車とか欲しいと思わないのもある。番組で誰々は全身ルイヴィトンで女子アナと付き合ってるとか言う話が出てたけど、高級な服とかは一部の服オタクの人だけが買ってればいいのでは、という趣味の世界としか思えない。個人的には服には動きやすさしか求めないし、ユニクロ着てれば安くて丈夫で最高なんじゃないだろうか。
あと、いい服着るとかいい車に乗るとかいい家に住むとか、「自分が本当にそれが好きか」というよりも「他人にすごいと思われたい」みたいな見栄でやってる部分が多いように思う。でも、他人にどう見られようが別にどうでもいいんじゃないだろうか。自分の人生は自分の人生、他人の人生は他人の人生で関係ないし、他人が自分の人生の責任を取ってくれるわけじゃない。そう思って他人の目を気にしなくなると、お金を使うところってかなり少なくなってくる。
だけど、別にニートが最高って言いたいわけじゃなくてニートも抜けだせない状態だと煮詰まってしんどくなってくる。だから、働きたくなったら働いたり、しんどくなったら休んだり、働くのとニートとの境目をときどき移動できるのが一番いい。一度ニートになると復帰しにくいみたいなところがもうちょっとなんとかなればいいのにと思う。
「ニートを減らすにはどうしたらいいか?」って話が出てたけど、「職業訓練を増やす」とかしかないんじゃないかと思う。ニートって怠け者だからニートをやってるというよりは働けるなら働きたいと思っている人も多いし、何かちょっとスキルを持っていると職を見つけやすくなる。スキルがあれば、会社に合わないときに転職したりとか、会社を辞めてもまたしばらくして就職したりとか、ノースキルよりはやりやすくなる。
僕の知り合いにはニートだったけどプログラミングを勉強して就職したみたいな人が結構いる。プログラミングができなければ野垂れ死んでいただろうというような奴も多い。IT系のスキルは独学でも勉強できるし求人も結構あるし職業訓練とかもあるし。なんかスキルがあると多少変人でもやっていけたりするし。例えば、ちょっと前に公開されてたこの記事のニート脱出話とかもよくある話だと思う。→一歩踏み出してよかった
僕自身の場合はプログラミングもちょっとやったけど、なんかそれほど向いてないと思って(ちまちました作業が苦手だった)、結局今は文章を書くことが生活の助けになっているのだけど、文章書くのは稼げないし仕事も少ないのでおすすめはできない。僕は好きでやってるのと低収入でも平気なのでギリギリやっていけてるだけだ。ライターよりエンジニアのほうが、ブラック企業とかもあるけれど、それでも全然普通にお金がもらえるので。
プログラミングは向き不向きがあるので万人にはすすめられないけど、簡単なHTMLの知識とか、ちょっと簡単なブログやサイトを立ち上げられるような基本的なパソコンの知識だけでもあるといろいろやっていきやすいと思う。僕もブログ書いたりサイト作ったりとかでそういうのはすごく役に立ってる。まあ、ITでも大工でも料理でもマッサージでもジャンルは何でもいいから、なんかちょっと手に職というか特技というか、できることがあると社会の中での動きやすさが上がるのでよいと思う。ということでニートの人はハローワークで職業訓練を探そう。
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もうすぐ発売の『持たない幸福論』ではお金や仕事に縛られすぎずに生きるにはどうしたらいいかというのをもっと深く突っ込んで考えているのでよかったらどうぞー
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最後に好きな音楽の歌詞を貼っておきます。
嬉しくもなく悲しくもなく
面白くもなく退屈でもない
不満もないけど満足もしていない
忙しくもないけど暇があるわけでもない
話したくないけど黙ってもいられない
出かけたいけど行く場所がない
夢をみたいけど見たい夢がない
もう生きていたくないけど死にたくもない
「鼻」
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