phaの日記

パーティーは終わった

だるい



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なんだかここ数年はずっと文章を書くことに注力していて、もともと文章を書くのは好きだったからそれはとても楽しかったのだけど、なんだか気づくといつの間にか文章を書くのに少し飽きてきている自分に気がついた。まあ別に嫌になったら書かなくていい、書くために人は生きているわけじゃない。だけど書かなくていいと思った途端に大きな虚無感にとらわれてしまった。この数年ずっと生活とか趣味とか旅行とか大体全てのことを書くことを中心として回してきたからな。引っ越してはそれについて書き、本を読んだらそれについて書き、旅行をしたらそれについて書く。書かなくていいとなると何をしたらいいかわからなくなっている。堕落したものだと思う。昔の自分はもっと無を愛する無職だったはずなのに、いつの間にかニートの心を失ってしまっていた。定年退職して虚無になるサラリーマンと同じじゃないか。もっと無のままで生きていく気持ちを思い出さないといけない。全てを文章にしようとしすぎたのかもしれない。別に文章なんて書かなくていい。過去の自分の文章が今の自分を縛るけど知ったことじゃない。自分の作り出したものに縛られるのは不毛だ。書いたことの反響って数年遅れてやってくるからずっと同じ店を出し続けている人は強いと思うけど飽きっぽくてそこまで待てないんだよな。出版社というのは数年遅れで初動では届かない多くの人にまとまった意見を届けるシステムなのでウェブで自分で文章を発表できる仕組みが進化しても出版社は滅びないと思う。だるい。