- 作者: 先崎学
- 出版社/メーカー: 白夜書房
- 発売日: 2011/10/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なんかなんもやる気しないときでも図書館とかに行って本は読んでるので、本の紹介をちょくちょく書くようにしてみようかと思う。アフィリエイトで若干の生活費の足しになるかもしれないし(一応アフィリエイトの仕組みを書いておくとここに貼ってるAmazonのリンクをクリックした人がその後24時間以内に何かをAmazonで買い物をすると3%くらいが僕に入ります。紹介している商品以外のものを買っても有効です。もし気が向いたらお買い物ください)。
棋士の先崎学八段のことは最初は「3月のライオン」の監修者として知って、そのあとにニコ生で将棋の対局の解説をしてるのを見て「この高木ブーみたいなおっちゃん面白いなー」って思って、2ちゃんのスレッド(【天才】先崎学応援・観察スレ32局目【羽生世代】)とか見たらいろいろ面白エピソードがあって、エッセイが面白いという話も聞いて読んでみた。
この本の内容は将棋そのものではなく、
- 第一章:パチスロを中心としたギャンブルの話
- 第二章:ギャンブル仲間の中田功七段との対談
- 第三章:さまざまな棋士が登場する麻雀とか囲碁とか将棋以外のゲーム関連の話
といった感じ。
将棋を知らなくても気軽に読めて面白いエッセイとしてよくできてるし、あと何より棋士という人種が先崎さんを含めてみんな面白いなーという感想だ。棋士ってみんな頭が良くて、しかも小学校の頃からずっと勝負の世界で生き続けていて、さらには将棋に限らずゲーム好きが多いっていう、そんな特殊な状況にいたらそりゃあ面白い人間が揃うよな。知識ゼロから将棋を楽しむための将棋ガイド(下) - phaの日記でも書いたけど、将棋の魅力の一つは棋士の面白さですね。先崎さんの他の本ももうちょっと読んでみようと思う。
- 作者: 先崎学
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/04
- メディア: 文庫
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あと、パチスロはあまり知らないけど、打ってるときの状態の描写が面白かった。
集中も一時間を過ぎると頭の中が真っ白になる。最初のころこそ、脳内の興奮物質が盛んに出て、ハイになるが、時がたつにつれ、単純作業の反復からくる、ふかーい興奮へと姿を変える。ハイというより、ちょっぴりダウンになる。
アラチャン中は至福の時間とはいえ、何時間もすると、頭がおかしくなってくる。単調なリズムの繰り返しが、心の奥底からヒトをハイにさせてゆく。時折、気がボーっと遠くなり、画面がすーと小さくなってゆくかのような錯覚に陥る。まわりの人間達、そしてパチスロの台たちがなにかひどく滑稽なものに思えてくる。私はコレをアラチャンズ・ハイと呼んでいた。
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