穂村さんが解説コメントつきで短歌百首を紹介するという本の第二弾、『短歌のガチャポン、もう一回』(小学館)で、昔作った短歌を一首選んでいただきました。
これは大学生の頃に住んでた寮の情景ですね。
就職なんてしたくない、ずっと寮でだらだら遊んでいたい、と思っていたけれど、永遠に大学生を続けるわけにもいかず、自分は社会の中で何になればいいか全くわからないまま、見様見真似で就職活動をしていた時期の暗い気持ちを思い出します。根本的に就労意欲や社会性に欠けていたので、就活は全くうまく行きませんでした。
二十年以上前のあの頃作った歌が、あの頃熱心に読んでた穂村さんに選んでもらえるのはちょっとぐっときます。こんなに残るとは思わなかった。