『求愛瞳孔反射』を読んだ勢いで穂村弘の『シンジケート』(ISBN:4806010855)を読み返した。
この本を読むと自分でも短歌を作りたくなる。というか、作れるような気がしてくる。ここ数ヶ月短歌からは離れていたのだけど、またちょっと作ってみたくなった(実際に作るかどうかはわからない)。最初に短歌を作りはじめたのもこの本がきっかけだった(もう3年前か)。この本は短歌を詠むにはこういう角度で腕を伸ばして世界をすくいとればいいのか、という感覚を思い出させてくれるようなところがある(ぼくにとってはなぜか)。
「キバ」「キバ」とふたり八重歯をむき出せば花降りかかる髪に背中に 穂村弘
山形浩生訳の『鏡の国のアリス』を読了。おもしろかったー。小川を飛び越えるたびにワクワクした。たぶん十五年前くらいに一度読んでるはずなんだけどそのときはあまりお気に召さなかったのか何の記憶も残ってないのだけど。