ここのところ特に発表するあてもなく、なんとなくイラストのようなものを描いていたんですが、そうしたら東京・高円寺のそぞろ書房の人に「展をやりませんか」と誘われたので、展示をしています。
点滅社という、ニートが出版社を作った、というので話題になったりしていた会社があって、
そぞろ書房というのは、その点滅社がやっている本屋のようなものです。
点滅社、詩集とか歌集とかそんなに売れなさそうな本ばかり出していて経営が大丈夫なのか心配になるのですが、こういうよくわからない会社にうまく行ってほしいですね。
展では、僕の絵を元にしたステッカーやポストカードなどを売っています。絵そのものも売っているし、僕の著書も大体売っています。
高円寺には僕がときどき店番をしている蟹ブックスもあるので、そぞろ書房と蟹ブックスを一緒に巡るとちょうどいいと思います。会期中は、そぞろ書房のレシートを蟹ブックスに持っていくと「たしかに」ステッカーをもらえます。
あ、会期は10月4日(水)までです。そぞろ書房の営業日は水、金、土、日になります。
LINEスタンプも作りました。よろしくお願いします。
LINEスタンプできたよhttps://t.co/B01pr0V1ee pic.twitter.com/Pk7SzOTpdv
— pha (@pha) 2023年9月27日
あと、これはまた別のイベントですが、9月30日(土)に、東京・蔵前の透明書店というところで「蟹とくらげの夜 -二人のフリーランスはなぜ、いま書店員になったのか?」というトークイベントをします。配信もあります。
僕が書店員になるのと同時期に、前からミュージシャンかつ俳人として知っていた遠井大輔さんも書店員になっていて、これは奇遇だな、ということで、書店員未経験のフリーランスが今から書店員をやることについて、などを話す予定です。
遠井さんの俳句は以下の本などで読むことができます。
下の動画でキーボードを弾いているのが遠井さん。
書店員として何かを話したりする機会はこれが初めてですね。僕はもともと本も書店も大好きなので、書店にいるだけですごく楽しい。書店員に対する憧れはずっとあったけど、まさかなれるとは思ってなかった。
書店が減っている昨今でも、蟹ブックスや透明書店のように独立系書店と呼ばれる、小さいセレクトショップみたいな感じの書店は増えています。
ただ、書店はそんなに儲かりはしないという問題はあります。でも、だからこそフリーランスとして別の仕事を持ちながら書店をやる、というのは、相性がよくてちょうどいい感じじゃないかと思うんですよね。店番をしながら原稿を書くとか。カフェだけどちょっと本も売ってるとか。書店員になることに興味のある人や、フリーランスが中年から新しいことを始める話などに興味がある人は、ぜひ聞きにきてください。