- 作者: 大原扁理
- 出版社/メーカー: K&Bパブリッシャーズ
- 発売日: 2015/04/21
- メディア: 単行本
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僕の『持たない幸福論』と同時期に出た『20代で隠居』という本があって、Amazonで「この本を買った人はこの本も買っています」欄に表示されたりしてずっと気になっていたんだけど、こないだたまたま著者の大原扁理さんと知り合いになったので会いに行ってみた。
大原さんは多摩地区の家賃2万8000円のアパートに住んで週に2日だけ仕事をして、「隠居」を名乗って生活をしている。
大原さんの本を読むと、自分と似ているところが多い。
- 仕事に追われる生活はつらかった
- あんまり働かずにのんびり暮らしたい
- 日々の生活を大事にしたい
- 欲しいモノとか別にあんまりないよね
という感じで、初めて会うのに同じようなことを考えてるなと思うことが多かった。
同じようなことを考えてるんだけど、でも違うところも結構あって、その違いが結構面白かった。
一つは、大原さんのほうが丁寧な暮らしをしていること。
僕はわりとジャンクフードとか大好きだしチョコやポテチを大量に食べたりしてしまうほうなんだけど、大原さんの食生活はとても丁寧だ。基本的に玄米菜食でシンプルな食事を摂って、近所で野草を摘んで食べたりもしている。僕が行ったときにはスコーンを焼いて近所で採った桑の葉茶を淹れてくれたりして、「おお、素敵過ぎる…こういうのは自分には真似できないな」と思った。
もう一つは僕がシェアハウスに住んでいるのに対して、大原さんは一人暮らしで一人で過ごすのが好きなこと。これは好みの違いだろうと思う。
そうした違いがありつつも、この社会で消耗しきらず生きていくモデルの一つとしていろいろと参考になると思った。
12/6に下北沢B&Bで大原さんと鶴見済さんとイベントをやります。
僕は鶴見さんにはとても影響を受けていて、『ニートの歩き方』なんかはかなり鶴見さんの本を意識して書いたところがあるので、楽しみです。