phaの日記

なんとかなりますように

翌日追記

 あ、あと、上記の話に関連してtripletさんが紹介していた橋本治人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書)、僕は橋本治にはかなり敬意を払っていて結構著作も読んでるんだけど(といっても膨大な著作の3分の1くらいかもしれないが)、そういやこれは読んでなかったので読もうと思いました。


rucci
おおーおもしろい話ですね〜。「慣れによって受容のコツをつかむ」なるほど。
どこがコツか、ということに関連して言うと、いくつかのジャンルを経験すると、それぞれのコツに共通する部分があるのに気づきます。一つのジャンルを突っ込んでやっておくと、他のものにも応用が利いたりする(これは私の経験上言えることです)。
そして推測ですが、このコツは、個々人で全然違うものではなくて、おそらくわりといろんな人に共通でもあろうかと。
そういう共通部分を、ピッと抽出して言葉に落としたりして説明できんものでしょうか???

うーん、いつも返事にならないような返事で恐れ入ります。私も糸くずが溜まったらまた自分ところに書きますよ。tripletさんのカラスの話についても思い当たるネタがあったので、もうちょっとしたら書きます。
でわ。
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pha
それを言葉で説明するというのは自転車が乗れない人に対して自転車の乗り方を言葉で説明するような、すごーく難しいことな気がしますが、そういうことができるのが良い評論家というものなんだろうなあと思います。また文章楽しみにしてますです。
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naribanana
読んでいて脳神経の話に還元できそうだと思っていたら、そういう話になって「あああ」と思いました。感動エキスが出ると、それが中毒となり、しかし同じ回路だと慣れてしまって「もっともっと」と欲すると回路が増強されてレベルアップするそうです。恋愛も同じように言える。けど最中には薀蓄は不必要だ。DNAって飲んでいいことあるのかよ!と思う
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mikan3
>誰がどんな文脈で言った話だっけ うーん。小一時間考えてみたけど、ソースがまったく思いだせん。思い出したらこっそり教えますね。
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pha
>nariba まあ内部で何が起こってるかはどうでもいいんだけどね。どういう現象が起きるかを把握できてれば。好きじゃないものを好きになるというプロセスと好きだったものに満足できなくなるというプロセスは同じことなのかな。DNAは、ここ(http://www.nda.co.jp/tsurezure/970908.html)に脳神経の成長エネルギーにいいって書いてあるんだけどここ以外のソースを知らないのでよくわかんないッス。
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pha
>mikan3 やあじゃあまた思い出したら。ソースがAERAとかだったらちょっと萎えだが。
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naribanana
thx。リンク先は(4)しか我には見えなかった。そのプロセスの考え方、いいね。とてもいいね。
1109861354

Ebis
Σ( ̄ロ ̄lll)
DHAを誤記したのかと思ってました。DNAなのか!
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pha
>naribana うぃ。読めないのかい。なんか特殊な環境なんだっけ? そっち。
>えびすさん DNAらしいっすよー。実際どうなんかわからんけど飲んでたりする。

 日記を書くつもりはなかったんだけど、なんとなく思考の切れはしをまとめようともせず頭の中に漂わせてたら、日々の生活で頭の中の洗濯機を回してるうちにその切れはしが毛玉みたいにある程度まとまっちゃったので、とりあえず書いておきます。そんなにまとまってないけど。

肩こり部活動

サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療

サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療

 極東ブログで紹介されてたこの本が気になったので買ってみた。僕は腰痛はないけど肩こりがひどいので。アリナミンEXを毎日3錠飲んで少しマシになっているんだけど、4、5日飲むのをやめると肩がひどいことになる。吐き気とかする。でもできたら薬とか飲まんですませたい。本は昨日届いて最初のほうだけちょっと読んだ。まだよくわからん。
 それとどれくらい関係のある話かわからないけど最近ヨガに興味がある。
 その理由は

  1. 俺の体の状況はもうちょっとなんとかなるんじゃないかという思い(肩こりとか、特に理由のないだるさとか、結構ひどい)
  2. 俺の精神状態ももうちょっとなんとかなるんじゃないかという思い(頭が働かないとか、焦燥感とか、そういう状態のときが結構ある)
  3. その二つには関連があるのではないかという思い

 そのへんのことを取り扱うメソッドをヨガは持ってるんじゃないか、と思ったので。そのうち教室とか行ってみるかも。

アートのリテラシーやら

 なんとなく考えてたことが言葉としてまとまったので、引っ越しやなんやで途切れてしまったrucciさんとこの2月16日のコメント欄のつづき的なものを書いといてみます。
 芸術作品などに関して、感動するにはそれを受け取るときの「受容のコツ」が必要だなあというのは思います、音楽にしろ絵画にしろ何にしろ。「これはこんなに見ればよかったんだ!」って不意に気づいたりするやつ。それは例えば、あえて話を芸術から離して説明するけど、マジカルアイ(だっけ? あの視点をずらして二つの絵を見ると立体的に見えるやつ)が立体的に見えるにはどんなに見ればいいか、とか、ホーミーの高いほうの声が聴こえるかどうかとか、そういうような、言葉では伝えにくい感覚の持ち方や意識のあり方じゃないかと思う。どんなことを期待してどんな神経を澄ませてそれを受け取ればいいかというのがよくわかんないと、その作品が良い作品でもその良さが受け取れない→感動できない、というのがあるんじゃないかなあ。
 推理小説しか普段読まない人が純文学を読むと、それがとても良い作品であっても、ずっとそれを期待して読んでたのにラスト近くで何のどんでん返しもなく終わってしまった! とか肩透かしを食ったように思ってしまうかもしれなくて、これは何を期待するかという「受容のコツ」の問題でもあるし「その世界のお約束」という話でもあるな。
 じゃあ例えば、外国人が日本の味噌汁や漬物を最初食べたときにあまり美味しいと思わなくて、でもその後食べつづけてたらその食事の楽しみ方が分かってきて、だんだん美味しく思えてくる、というのもあったりするんじゃないかな。そんなに、経験によってリテラシーが形成されると鑑賞力が高まるというのは、慣れによって受容のコツをつかむということなんじゃないかと思いました。
 あと、それほどリテラシーとか慣れとかコツとかなくても感動しやすいものってあるな。凄い夕焼けとか。凄い夕焼けを見て凄いと思うのは古今東西万人共通な気がしてしまうけど、そうではなくてそれもある種のリテラシーが必要だったりするのかな。夕焼けは世界の文化の何割に通用するのか。太陽の塔世界の文化の何割に通用するのか、とか気になる。
 もう一つ、昔id:mikan3から聞いた話だけれど、最初それほどピンと来なかったものが慣れるにしたがってだんだん楽しめるようになってくるというのは、その刺激を伝達する脳内のシナプスがその刺激を受けるたびに増強されていくかららしいぞ、という話は誰がどんな文脈で言ってた話だっけ? >mikan3(見てるかな?)
 シナプスの形成される度合いというのはどんなに年齢と関連する? シナプスの形成を助ける方法(何か栄養素を摂取するとか)はある? DNAとか飲んだらいいのかしら。
 そんな感じで。もう10時半だ。寝なきゃ。