あー、また買い物で失敗した。いや、多分失敗ではなくて、ちょっと自分の理想通りにいかないところが出てきてしまっただけだ。90点や100点ではないにしろ、75点くらいの選択をしたと思う。けれどそのわずかに足りない部分が気になって気になって何もかもが嫌になってしまいそう。完璧主義なのか、俺は。
◆いつものパターン
- いろんな店を見て回ってるうちに、どういうものが欲しいかというイメージが固まってくる。
- しかし、大体の場合、その理想のイメージ通りの品物は売っていない。色が違ったり形が違ったり、あるいは満足の行くものは高すぎたりする。
- どれを買うのがいいのか、もしくは買わないほうがいいのか迷う。あちこち歩き回って検討し続ける。
- 迷っているうちに疲れてきて判断力が低下する。疲れてしまってもう何でもいいからこの買い物という無間地獄から抜け出したくなる。
- 妥協して一番マシだと思えるものを買う。
- 次の日、一旦寝て目が覚めてみると、やっぱり買う前に気になってた点が気になってしかたがない。俺はこれからこれを使っていかなきゃならないのかと思うとうんざりする。捨ててしまいたくなる。いろんな無理な想像までめぐらして「これを買ったことでよかったこと」を必死で探す。もし他のを買った場合のシミュレーションを頭の中で繰り返す。もう買い物は終わったのに店に行ったりネットで検索したりして他の商品を吟味したりする。
- 一週間くらいこんなことばかり考えている。
- 二週間くらいすると「まあ確かに不満な点もあるけどしゃあないな。これでいいか」という気分になっている。
今日姿見を買ったのだけど、もうちょっと横幅があるのが欲しかった! 枠の色がもっと濃いのが欲しかった! ムッキー!
なんなんだろうなあ。何か俺の性格の偏りが買い物という状況で激しく露呈してしまうような構造になっているのだろう。よくわかんないけど俺って完璧主義(という言葉で表されるような人)なのかな。そうじゃないあり方というのがよくわからない。俺の偏りは何なんだろう?
追記:大体の場合上のような経過をたどるので、その店の品揃えには関係なく、最初のほうに入った店で買い物をすることは少なく、後のほうで入った店で買うことが多い。最初のほうではまだ妥協してもいいと思えるほど疲れていないから。
追記の追記:ということは、最初のほうに見て回ってるのは、いいものを探すためというよりも、もう妥協してもいいやと思えるまで疲れるための儀式のようなものなので、そう考えると非常にむなしい。
追記:「俺は一刻も早くこれを必要としている!(オアダイ!)」というのは大体思い込みだ。そういう思い込みで仕事を辞めたりしないように。