phaの日記

パーティーは終わった

「二つ名メーカー」と漢字文化圏




二つ名メーカー
先週公開した「二つ名メーカー」ですが、予想以上に多くの方に 「これはひどい中二病」と呆れられた 楽しく遊んでいただけたようで嬉しく思っています。こういうのは公開して反応をもらってみると「あー、あの単語入れないほうがいいな」「もうちょっと単語のバランスをいじりたいな」とか思うものなんですが、この手のメーカーはデータをいじると一旦成立した入力と結果の対応関係を崩してしまうので、弄れないんですよね。そのへんをちょっともどかしく思っているところです。

アクセスの流れとしては、公開して1日目、2日目あたりにTwitterあたりで流行し(Twitter検索 : 二つ名)、3日目にVIPにスレが立ち、同時に3日目あたりからmixi日記、ケータイユーザーあたりにも利用者が広がり始め(mixi日記検索 - 二つ名)、4日目5日目あたりがアクセスのピークでアクセス数は一日当たりユニークで5万、PVで30万くらいになり、それからは徐々に落ち着きつつあります。


予想外の反応だったのは、中国や韓国の人にも遊んでもらえたということだった。多分きっかけはこのブログだと思うんだけど。

この記事では二つ名メーカーだけでなく、仕事をやめてバンコクから帰ってきてニートをやってるという僕のこの半年くらいの生活についても中国語で紹介されてる。すごい。

二○○八年一月二十一日,以成為日本第一尼特族為目標的程式設計師 pha 推出一個有趣的「輕小說名號生成器」(二つ名メーカー),只要輸入名字,該網頁就能自動替你搭配一個輕小說(ライトノベル)風格的名號。

とか書いてあるのです。このブログを書いている方は台湾で西尾維新とかラノベの翻訳とかをしている人みたい。紹介有り難うございます。吃驚しました(笑)


ちなみに台湾にもNEETという言葉は入っていて「尼特族」というそうです。

さらに話はそれるけど、上のWikipediaの「尼特族」の関連単語の欄を見ると「ひきこもり」は台湾で「隱蔽青年」というらしくて、これがもう二つ名ぽくてカッコいいw あと「程式設計師」というのはプログラマのようです。


それで、多分上のブログがきっかけで、台湾とか香港とか中国とか韓国にも広がったっぽい。


いやー、どこの国にもオタクはいるんだなというか、中二病は海外でも通用するのかというか(笑)。中国語では「别名生成器(別名生成器)」とか「异名生成器(異名生成器)」とか呼ばれてるみたい。中国語もハングルも読めないので何を言っているかはよくわからないけど、スレが伸びてるってことは楽しんでもらってるって思っていいんだろうな。

漢字遊びは漢字文化圏の人には通じるんだな、っていうことに気づかされました。全く想定していなかったんだけど。漢字にはそういう可能性もあるんだな。よく知らないけど、脳内メーカーなんかも中国とか台湾とかで流行ったのかな。あれも漢字がわかると単純に楽しめそうだし。やっぱ漢字面白いね。

あと、全く意識してなかったのだけど、中国の人とかに遊んでもらえたのはたまたま文字コードUTF-8にして作っていたせいもあるみたい。その代わりUTF-8だとケータイで文字化けするとかしないとかもあるみたいなんだけど、勉強不足にて全然よくわかってないです(これから勉強します)。


今回の反応で、漢字を使ってもっとなんか遊んでみたいと思いました(たとえば誤字ェネレータみたいなのとか)。またなんか思いついたら作ります。