僕は「だるい」「働かなくても生きていけたらそれでいいよね」的なことをうだうだ話してるんじゃないかと思います。近くで興味のある方はどうぞお越し下さい。
あと27日も京都でギークハウス見学会+オフ会+町家スタジオもくもく会(ハッカソン)とかいろいろあります(詳細は前の日のエントリをどうぞ)のでよかったらどうぞー。
◆3月26日(金)18:00−20:30
前夜祭「LIFE: Powered by Basic Income」
17:00 開場
18:00-20:30 パネルディスカッション[パネリスト]
pha(ニート、たまにプログラマー、ギークハウスプロジェクト主催)
高橋淳也(「家族をひらく」をテーマにひきこもりを支援するNPO法人ニュースタート関西、訪問者)
堅田香緒里(埼玉県立大学助教、社会政策・社会福祉学。フェミニズムの視点からBasic Incomeを研究する)[オーガナイザー]
久保田裕之(大阪大学大学院、家族社会学。国内外のシェアハウジングや、オランダのSquattingの研究等を行う)
ベーシック・インカムについて考えるとき、語るとき、いつだって「財源はどうする」「給付額はいくらにする」「最低賃金はどうする」「働かない人が沢山でたらどうする」などなど、不安で後ろ向きな話ばかり。いきおい僕らも、「みなさん大丈夫ですよ、安心してください。ベーシック・インカムを導入したって、社会は大きく変わりませんよ。今までどおり安心して暮らしていけますよ」となだめることに慣れてしまった感がある。でも、本当にそうだろうか。ベーシック・インカムは、現代社会の歪みにうまく対処するための、革命的だけど単なる再分配上の変革に過ぎないのだろうか。
そんなことはないんじゃないか。ベーシック・インカムは、僕らの関係を、日々の生活を、生きる意味を転覆し、全く別なものに変えてしまうかもしれない。それは背筋が凍るほど恐ろしい不安なことかもしれないけれど、同時にわくわくと胸躍る素晴らしい未来を描くことでもあると思う。いよいよ日本でベーシック・インカムを推進するネットワークが設立されるその前夜こそ、このラディカルな側面を、こっそり話し合っておくのに相応しいんじゃないだろうか。
だから今回のテーマは、労働ではなく生活[LIFE]だ。それも、事情があってまともな生活を送れない人を仕方なくフツーの生活に引き上げてあげるための有り難いベーシック・インカムではなくて、今現在、大多数の人々が送る「フツーの生活」自体を問い直し、鍛え直すためのベーシック・インカムを考えてみたい。