phaの日記

パーティーは終わった

安全圏から他人を笑うのは楽しい



年に一回か二回くらい、すごく疲れて憔悴して、ややこしいことを考えたり複雑な遊びをする気力はなくて、「何もインターネットで見たくないけど何かインターネットで見たい」みたいな気分になったとき、2ちゃんねるの家庭板のまとめを読んだりする。

家庭板というのは家庭のことを書いてる板で、具体的に例を挙げると嫁姑の争いの愚痴とか配偶者への不満とかそういうのが集まっている。まとめサイトとしては真のエネミーは配偶者 まとめサイトとか義実家にしたスカッとするDQ返し☆まとめサイト @ ウィキとかHagex-day infoとか。2chじゃなく発言小町watchだけど元トピ職人の釣り解説も家庭に関する話題を取り上げていてエンターテインメント性が高い。

なぜそういう種類のサイトを読むのか。それが自分にはあんまり関係ないから、安心して安全圏から人の愚かさを楽しめるからだ。僕自身が家庭というものに全然執着がないので、家庭に執着するあまりにおかしくなってしまったり醜い揉め事を繰り広げたりしている人を完全に他人事として「バカだなー」「そんなくだらない争いをするくらいだったらさっさと家を飛び出せばいいのに」と思ってニヤニヤしながら見ることができる。

ニセ科学批判なども同じように楽しく読める。永久機関とか水からの伝言とか(参考:ニセ科学入門とか覚えておきたい、ニセ科学リスト - 妄想科學日報とか)。「科学を信じないなんてバカだなー」と自分は脅かされることなく安心して読める。

逆に、恋愛感情とか自意識とかをこじらせて愚かなことをした男の話なんかは全く笑えない、というか目にするとくぁwせdrftgyふじこlpとか変な声が出て瞬時にブラウザを閉じる。そういう体験や傾向は自分にもあって全く他人事ではない、昔の失敗した記憶がいろいろ思い出されてつらい、おいその話はやめろ、となる。愚かなものを見たときに「安全圏」と「おいやめろ」のどちらに入るかの境界線は人それぞれ違うんだろうと思う。