phaの日記

パーティーは終わった

テレビ新聞雑誌出演と新著のお知らせ



# 告知のためしばらくこの記事を先頭に置いておきます


別に狙って固めたわけじゃないんだけど最近たまたまいろんな取材が重なったのでまとめてお知らせします。
5月11日(月)から15日(金)まで、5日連続で読売新聞夕刊の小さなコラムで僕を紹介する記事が載る予定です。僕の人生を辿って紹介するみたいな感じです。

5月19日(火)発売の雑誌「SPA!」でシェアハウスについての特集をやるらしく、その中で「最近のシェアハウスってどうよ」みたいなことを話したのが載る予定です。

5月20日(水)放送の、フジテレビ系の「僕らが考える夜」というAKBのメンバーたちがちょっと真面目な問題について議論するみたいな番組に出演する予定です。24:25からの30分番組です。テーマは「お金」で、「最近働かない若者が増えている?」「最近の若者はお金を使わない?」「結婚相手に求める年収は?」「ニートを減らすにはどうしたらいい?」みたいなテーマで話しました。テレビに出たことは何回かあるけどスタジオに行って収録するみたいなのは初めてだったのでかなり緊張しました。どんな風に映ってるか分かりませんがまあ笑って見てください。

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あと一番の本題が新著のお知らせ。『持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない』という本を幻冬舎から刊行します。5月26日(火)発売予定でKindle版も同時発売。Amazonではもう予約できるようです。

持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない

持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない

内容としては、前に出した『ニートの歩き方』の続きというか発展形というか、ニートに限らず働いている人たちも含めて全般を対象に、なんでこの社会で生きているといつも何かに追いかけられてるかのようにせわしないんだろうか。どうしたら仕事やお金や家族に縛られずにもうちょっと楽にゆるく生きられるだろうか。みたいな問題について、僕の考えや実践例を挙げながら語っています。

『ニートの歩き方』を読んでもらうと分かると思うけど、あの本は別に「ニート最強、みんなニートになろう」ということを言いたいわけではなかった。ずっと働き続けるのもしんどいしずっとニートでいるのもそれはそれでキツい。だからその中間くらいを、しんどくなったら休んだり元気が出たら仕事に復帰したりをうまく行ったり来たりしながらやれるような状態が理想で、周りの人たちと助け合ったりお互いに助け合ったりしながらそういうのを目指すべきなんじゃないか、ということを書いたつもりだった。

まあ、普通の人と違う変わった生き方をしようとすると、まだまだ世間からの「真っ当に生きなきゃならん」みたいなプレッシャーが強いと思うんですよね。そういう自分と価値観が違う人の意見なんて親兄弟でも無視していいと思うけど、そういう世間の空気みたいなものを少しでも変えたいと思って文章を書いているのはあると思う。

予想外だったのは、『ニートの歩き方』が意外と幅広い人に読んでもらえたことだ。『ニートの歩き方』を書くときに想定読者として考えていたのは「昔の自分」だった。昔の自分=20歳前後のいろいろこじらせてる社会不適合なめんどくさい男、が面白く読めて役に立つような本を考えていて、なので自分が20歳前後の頃に好きだった鶴見済さんの本とかを思い出しながら書いたりしていた。

だけど、『ニートの歩き方』を発売してみると、30代や40代の女性など想定とは別の年代や別の性別の人にも読んでもらえて支持してもらえたのが意外だった。それなら、と、今度は最初からニートや20代男という狭い想定読者じゃなく、老若男女、働いてる人も働いてない人も、「人生ちょっと疲れるよな……」と思っている人全般に読んでもらえるといいなと思って書いたのが『持たない幸福論』です。


『持たない幸福論』で書いていることのテーマは以下のような感じです。

仕事のために自分の生活を犠牲にするのはおかしくないか。
家族を作ることだけが正しい生き方なのか。
現代社会の生活は常にお金に追いかけられてる感じで変じゃないか。

こういった事柄について、僕がニートになったりネットでお金や物を貰ったりネットの仲間と東京のシェアハウスで暮らしたり熊野にシェア合宿所を作ったりしながら生きているというような実践的な話を交えながら、「お金があるのが偉いとか高いものがいいという時代は終わった」とか「日本人の男は仕事に身を捧げることを美化しすぎて生活や家庭を放置していた」とか「今当たり前とされている家族の形は歴史的にそんなに古くない」とか「都市に住んで会社に勤めるという生き方だけではバランスが悪いんじゃないか」などといった話について語ったりしています。

仕事やお金や家族。それはもともと人を助けてくれるもののはずだけど、でもときどき逆に仕事やお金や家族が人を追い詰めてしまったりする。面倒くさいことだ。
そういうときはどうすればいいかというと、ちょっと距離を取ってみるのがよいと思う。仕事やお金や家族を絶対化して「逃げちゃいけない」と思ってしまうと人は追い詰められる。しんどいときは逃げればいい。逃げても大体の場合なんとかなるし、今いる場所以外にも居場所は世界にたくさんあるはずだ。
仕事やお金や家族は基本的には人を助けてくれる便利なものだからそれを全否定するわけじゃないけれど、あまりにそれに縛られ過ぎると不幸になるから、適度な距離を持って付き合っていくことができたらよいなと思う。この本はそのための本です。

ちなみに目次の構成はこんな感じです。

はじめに
第一章 働きたくない
第二章 家族を作らない
第三章 お金に縛られない
第四章 居場所の作り方
本書のまとめ
あとがき
ゆるく生きたい人のためのブックガイド

ということで、5月26日発売の『持たない幸福論』、どうぞよろしくお願い致します。

持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない

持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない

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