phaの日記

パーティーは終わった

早坂類『風の吹く日にベランダにいる』(河出書房新社)より



うつくしい午前五時半ころころと小石のように散歩をします


たくさんの手紙が欲しい日があってそういうときは寝てしまいます


ふかぶかと座れぬイスを捨てにゆく夢からさめて生きている朝


カーテンのすきまから射す光線を手紙かと思って拾おうとした


何故僕があなたばっかり好きなのか今ならわかる生きたいからだ