phaの日記

パーティーは終わった

寮かネットなら友達ができる



phaのバンコク日記 - 一人でいるのが好きみたい(社会性と音楽)

で、「一人でいるのが自分に向いているようだ」と書いたのだけど、でもやっぱり友達も大事だと思う。仲のいい友達と遊んだり喋ったりするのは本当に好きだ。ずっと一人でいるのは味気ないし煮詰まる。

だいぶん気が知れた友達と一緒にいるのは嫌じゃないけど、あんまり仲良くない人と一緒にいるのが苦手なんだよね。

じゃあ友達をたくさん作ればいいんだけど、最近わかった恐ろしいことには、会ったばかりの人とはいろいろ気を使いあわなきゃいけなくてぎこちないけれど、そういう時期を我慢してなんとなく一緒に遊んだり喋ったりする状態を何ヶ月か経ないと、仲のいい友達になれないみたい。

仲のいい友達は欲しいけど、そのためにはそんなに仲の良くない状態の人と長時間一緒に時間を過ごさなきゃいけない。人と一緒にいることがそんなに苦痛じゃない人にとっては別になんてことないんだと思うけど、僕は何かというと(2時間くらいで)すぐに一人になりたがるので、よく知らない人との親近感を深めるのが難しいんだよね。

だから僕は友達を作るのがとても下手だったのだ、ということが最近わかった。それはそういう滞空時間の問題だった。


そんな友達を作るのが下手な自分に、わりとそれなりに友達がいるのは、大学時代に寮に住んでいたからだと思う。大学の寮のときの友達と今でもかなり付き合いがある。

これは、寮では「部屋にひきこもっていても常に人と繋がっている(というか一人になることが強制的に不可能)」ということのおかげです。

大学時代の僕なんて今より本当に社交性とかなくてめんどくさい奴だったけど、寮の雰囲気はそういう駄目な人にも物凄くやさしかった(ある友達に言わせると「生ぬるくて閉塞感が漂っていてどうしようもない」そうだけど)。大体住んでる部屋が16畳の部屋に4人が相部屋って感じだったので、部屋にひきこもってても誰かが常にいるんだよね。さらにうちの部屋は溜まり場になっていたので毎日誰か住人以外の人が遊びに来てたし。廃墟のような建物の、本当に散らかり放題の部屋だったけどね。

寮に居着いてるのは内向的な人が多かったので、黙々と漫画を読んだりゲームをしたり麻雀を打ったりしてるだけで人の輪に入れた。自分から他人に話しかけるのは物凄く苦手だったけど(今でも結構)、自分から何もしなくても部屋の隅っこで漫画を読んでればやさしい誰かが麻雀の面子に誘ってくれた。24時間ずっと誰かがゲームをしてたし麻雀の面子はいつでもすぐに集まった(全自動卓があったしなw)。
そんな風に寮で「だりー」とか「寝過ごした」とか「ロン」とか言いながらなんとなくだらだらと過ごしているうちに、仲良くなるまでのぎこちない期間を無事過ぎることができて、一緒にいてリラックスできる友達になれた人たちがいっぱいいる。
あの寮生活は今でもノスタルジーです。とても懐かしく思います。まあもう二度とあんなプライバシーもへったくれもない生活はしたくないけど(笑)。


しかし大学も卒業しもう寮にも住まなくなって、また友達を作りにくい日々が来てしまった。

それでどうなったかというと、大学卒業後にできた友達は、ネットを通じて仲良くなった人が多い。ネット上で知り合った人はもちろん、リアルでもちょっと知っていたけどブログを見るようになってから仲良くなった人とか、友達友達だけど会う前からブログで僕のことを知っていた人、とか。

これは、ウェブ日記やブログでは「一人でいながらも、他の人の考えや日常に触れて、相手に親しむことができる」からなんだよね、多分。

誰かと一緒にいるのはしんどいけど、ネットでの交流なら楽だ。リアルだと僕はあまりよく知らない人に初対面なりの社交的なおしゃべりをしたりするのはとても苦手なんだけど、ネット上なら知らない人にいきなりコメントつけられても愛想良く(適当に)返せるんだよね。ネットならそれは全然苦痛じゃない。

それにウェブ日記では、普段初対面の人には喋らないような頭の中でいろいろ考えてる変なことを書いている人も多いから、そういうのを読んだりすることで、自分にとっては苦痛なく相手への親近感を育てていくことができる。そんなウェブの触れ合いを続けていくうちに最初のぎこちない時期を超えることができて、オフで会ったときとかにも普通にリラックスして喋ることができる。

これからはやっぱウェブかなー、と思ってる。リアルでも少しずつ人と一緒にいられる滞空時間を無理せず伸ばせるように頑張っていくけど、ウェブのほうが僕には簡単だと思う。僕はまあそこそこ文章書いたりできるし。


で、何が言いたいかというと、みなさんオフ会しましょう(笑)
そのうち東京とか行くので誰か呑んでください><