phaの日記

パーティーは終わった

酒を飲むようになった



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僕は今37歳なのだけど、この歳にしてなんか最近突然酒に酔うやり方のようなものが分かって、よく酒を飲むようになった。
まあ今までも人と会うときなどは飲んでたんだけど、うまく酔いに乗りきれないところがあって、「飲んだらちょっと楽しい気がするけど飲まなくても別にいいか」くらいな感じだった。前は一人のときは絶対飲まなかったけど、最近は一人でも飲んだりしている。
ポイントとしては、今まではわりと四六時中、「クリアな頭で物を考えていたい」とか「起こったことを全て覚えていたい」とか思っていた。せっかく世界にはこんなにいろいろ面白いことがあるのに、考えたことや起こったことを忘れてしまったらもったいないじゃないか。だから飲み会の途中とかでもしょっちゅうメモを取ったりしていたし、ツイッターやブログにいろいろ書くのも覚えておくためにやってるようなところがあった。

でも、なんか最近そういう欲求を手放して、「考えなくても覚えてなくても別にいいか」と思えるようになって、遠慮無く酒に酔えるというか、酒の酔いに乗って行けるようになった気がする。

考え続けると頭が疲れるし、僕なんかがいくら考えたところで大して面白いことを思いつくわけじゃない。理性や知識が必ずしも人を幸せにしてくれるわけじゃない。いろんなものを手放しながらラクに生きていこう。さよならだけが人生だ。

 

 

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

 

 

サウナとサ道について

幻冬舎の旅連載が無事更新されました。よかったですね。後編の更新は8月28日の予定です。
www.gentosha.jp


内容はサウナについてなのですが、サウナに興味を持つきっかけとなったのは文中に書いてある通りタナカカツキさんの『マンガ サ道』という本です。

マンガ サ道?マンガで読むサウナ道?(1) (モーニングコミックス)

マンガ サ道?マンガで読むサウナ道?(1) (モーニングコミックス)


『マンガ サ道』の第一話はこちらから試し読みできるのでよかったらどうぞ。
morning.moae.jp


あとタナカカツキさんが描いてるこの読み切りマンガも参考になります。
srdk.rakuten.jp

なか卯1号店の思い出

立ち食いそばや牛丼などのB級の食べ物についてひたすらうんちくを語る『めしばな刑事タチバナ』というマンガが好きでつい読んでしまうのだけど、そういう感じでなんとなく思い出したこと。

めしばな刑事タチバナ(1)[立ち食いそば大論争] (TOKUMA COMICS)

めしばな刑事タチバナ(1)[立ち食いそば大論争] (TOKUMA COMICS)


昔大阪に住んでいたとき、行動範囲の中に牛丼チェーンのなか卯の第1号店があった。
そこは少し内装が古い感じがするくらいでほとんど他のなか卯と変わるところはないのだけど、一つだけ特徴があって、きざみねぎと天かすが入れ放題なのだった。
それはうどん屋ならときどき見るサービスだけど、牛丼屋であるのは珍しい。
なか卯は牛丼などの丼もの以外にもうどんにも力を入れているので、そのせいだろう。なか卯のうどんは結構好きだ。

僕がなか卯1号店に行くたびに楽しみにしていたことがあって、大体想像が付くかもしれないけど、牛丼の並を頼んで、そこに天かすときざみねぎをたっぷりと載せて、「天かすねぎ牛丼」を作るのだ。

このトッピングが店的に正式に許されていたものなのかは分からないが、注意されたことはないし、僕以外にもやってる人を見かけたことがあるので、まあ公認だったのじゃないかと思う。

天かすねぎ牛丼の味はまあ単純に天かすとねぎと牛丼を足したような普通の味だけど、牛丼の柔らかさに天かすのサクサク感とねぎのシャキシャキ感が混ざることで飽きにくくなり、ジャンク感とお得感があって楽しいものだった。

それから月日が経ってもう長いこと東京で暮らしているのだけど、さっきググッてみたらなか卯1号店は2005年に閉店してしまっていたらしい。

月日は過ぎていくなあ……、というめしばなでした。

スーパー銭湯の思い出

もう先週の話ですが、幻冬舎プラスの連載が無事更新されていました。よかったですね。今回はスーパー銭湯の話で次回はサウナの話になる予定です。

www.gentosha.jp


今回書いた「マンガがたくさんあってオッサンがひたすらダラダラしてるオッサンの楽園」感のあるサウナのイメージの元となったのは大阪梅田の大東洋です。昔よく行ったけどまた行きたい。

a.r10.to


京都だと河原町三条にあったサウナにたまに泊まってたけどこないだ京都に行ったらなくなっていた。

その代わりに祇園にあるルーマプラザというところに行ったらなかなか良かったです。マンガもあるし、屋上で東の山を見ながら外気浴ができるのがいい。

a.r10.to


あと大阪のスーパー銭湯だとスパワールドが良いですね……。とにかく広くていろんなお風呂があってゴージャス。1200円はかなり安く感じる。交通の弁も悪くないし。

www.spaworld.co.jp


そういえば前に大阪の鶴橋で行った延羽の湯も良かった。韓国のチムジルバン(汗蒸幕)ぽい感じで蒸し系の風呂がたくさんあって、マンガがかなり大量に置いてあって館内着で寝転んでだらだらするのが最高な感じだった。

www.nobuta123.co.jp


他にもおすすめのスーパー銭湯があったら教えてください。

近況

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www.gentosha.jp


幻冬舎の旅連載の3回目が更新されました。よかったですね。次回はスーパー銭湯について書く予定です。


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奥野に勧められてから最近柴田聡子をよく聴いている。
柴田聡子は言葉の運動神経がいいなと思う。
ある言葉からいきなり違う言葉へとひらひらと飛び移っていく様や、音節をあまりしないようなやり方で自由に区切って歌いこなしていく様など、キレの良い動きでくるくると回り続けるダンサーみたいだ。



柴田聡子-いきすぎた友達MV

いじわる全集~通常盤

いじわる全集~通常盤



柴田聡子/芝の青さPV

しばたさとこ島

しばたさとこ島

近況

 
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旅連載2回目更新しました。
 

www.gentosha.jp

 
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5月は割りと調子が良かったのだけど6月に入ってからはめっきりだめで、やっぱり雨の日は頭が気圧に圧迫されてどんよりする。
熊野でしばらく過ごしていたのだけど、山の中の一軒家で何日も降り続く雨の中一人で家に籠もっているとまるで海の底にいるような気分になる。山にいるホタルは川にいるホタルよりも小さくて鋭くチカチカと光る。
と思ったらいつの間にか7月になっていつの間にか夏で、冷房がないと物を考えるのがつらい世界になっていた。
一時的な住処のつもりだった今の東京の家もそろそろ引っ越したくもあるのだけどどこに住めばいいかよくわからない。貯金を少しずつ崩しながら暮らしているけどいつまで持つのだろうか。生きてるだけでつい何かとお金を使ってしまう。
外に出ると夜でもむわっとした空気に包まれてまるでサウナみたいだと思う。何もしなくても肌がべたついてきて常に汗を拭う布を必要とする。今年の夏に体は慣れるだろうか。

大切なことは全部はてなが教えてくれた

blog.hatenablog.com


そういえば少し前にはてな社でインタビューを受けてきました。
僕がブログをこんなに長く書き続けられたのも、はてなブログとはてなブックマークという、記事に対するレスポンスをたくさん得やすい場があったから飽きずに続けられたのだと思います。
もともと文章を書くのは好きだったけど、はてながなければ一人でよく分からないものを書いてるだけで、読者の反応を見ながら内容を調整するとかタイトルの付け方を工夫するとかそういうのはやってなかったと思う。
書き手としては「はてなに育ててもらった」感がとてもある。


これだけでは何なので、はてなでよく読むブログを貼っておきます。


blog.sushi.money

「ひとでくんさんみたいに日記を書きたい」とよく思う。
すごい変なことを書いてるようでもありすごい真っ当なことばかりを書いてるようでもあって不思議。


negineesan.hatenablog.com
肉など


tsukurioki-il.hatenablog.com
料理とヘブライ語


yaminomabot.hatenadiary.jp
将棋とアイドルマスター


d.hatena.ne.jp
写真

近況

最近はひたすら内向的に図書館でCDを借りてきてそれをリッピングしてはすぐに返すという作業をしていた。
リッピングしたmp3は全部Google Play Musicに同期する。Google Play Musicは50000曲まで無料でアップロードできて、アップロードした音楽はどこでもネット経由で聴くことができる。
15年くらいかけて集めてきた自分のハードディスクのmp3を全部上げたけど10000曲くらいしかなかった。若いころに比べて新しい音楽を聴かなくなっているし、多分一生50000曲の制限を突破することはないのだろうと思う。
しかしリッピングというのがもう昭和生まれの旧習という感じがある……。もうCDとか買わないよなあ。YouTubeとか音楽配信サービスとかで音楽聴けるし。結局リッピングした後は円盤邪魔になるし。
まあ図書館で借りる分にはタダだし、最新の新譜とかはないけど自分の生まれる前の音楽でも聴いたことないのはたくさんあるし。とりあえず何でもかんでもクラウドに上げてしまって、それをランダム再生したらラジオ的に使えるんじゃないかと思ってひたすらリッピングおじさんになっていた。


借りる枚数が余っていたのでなんとなく借りたらすごくハマったのがマキシマム ザ ホルモンの「ぶっ生き返す」だった。

ぶっ生き返す

ぶっ生き返す

それまでマキシマムザホルモンといえばどっかで「恋のメガラバ」が流れてるのを聴いてポップでカッコイイなーと思ったけどそれきりにしてたのと、大学のときの怖い顔の先輩が怖いTシャツを着ていてそれがホルモンのTシャツだったのと、沙村広明の『ハルシオン・ランチ』の中で「姉弟の仲がいいので八王子のマキシマムザホルモンと呼ばれていました」「そもそもホルモンは八王子のバンドだからな」という小ネタのやりとりがあったのくらいしか記憶になかったのだけど。
聴いたらすごいカッコよくてすごい好みだった。音的にも好きなんだけど歌詞がこんな変な日本語になってるとは知らなかった。変な日本語を変な感じで崩して歌ってるのは昔から大体好きだ(桑田佳祐とか)。
「ぶっ生き返す」を100回くらい繰り返して聴いたあと最新アルバムの「予襲復讐」を買った。ホルモンは曲だけでもカッコイイけど歌詞カードみないと歌詞が分からないし歌詞が良いのでCD買いたくなる。CD屋でCD買ったの何年ぶりだろう。「予襲復讐」買ったけど好きすぎて一気に聴くのが勿体無くてまだ半分くらいしか聴けてない。

予襲復讐

予襲復讐

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