23日(水)の17時から代官山 The Containerというところで渋家のイベントに出てなんか喋りますよ。
Village project HOUSE 100について
私たちはもはや、大きな家族のように、一つの家をシェアして暮らしています。
今回の「Village project HOUSE 100」は私たちが、どのような村に住みたいかという提案です。
今までの村は、近所の人たち、場所固有のものとして運営されてきたと思います。
しかし私たちは、そのような場所性よりも時間性に強く惹かれています。
私たちが生きる現代において、流動性は著しく高くなり、もはや場所固有のものは難しくなりつつあります。
それは渋谷という高度に発達した都会であれば、なおさらのことかもしれません。
そこで私たちは「時間軸上の村」という概念を提案し、それに基づいた展示をしたいと考えております。
一緒の村に住むためにはどのようなことが必要でしょうか。
私たちはそれはコミュニケーションだと考えます。
一緒に生きていくためには、仲良しでなければなりません。
それはただ単に場所を共有するということや、話したことがあるということではありません。
公私ともに相手のことを知っているという圧倒的な事実が必要です。
日本人の伝統的な世界観の一つに「ハレとケ」という言葉があります。日常を指すケに対し非日常のことをハレと呼び、ハレの場においては衣食住や振る舞い、言葉遣いなどを、ケとは画然と区別した考え方です。
私たちは今回、そのハレとケの両方の時間を共有したという圧倒的な事実をパフォーマンスと
してつくります。そしてその事実こそが「時間の共有により創造される共同体としての村」だと考えます。
「Village project HOUSE 100」では 2 か月間、この「村創り」に試みます
仲良くなりたい私たちは呼びかけます。
もし皆さんがその村に遊びに来てもらえたなら、私たちはまずハレの場でコミュニケーションをし、ケの場として家におもてなしし、食事をご馳走させていただきます。
ご参加お待ちしております。
齋藤桂太