phaの日記

パーティーは終わった

友達を作りたいなら幹事をやろう




最近面白かった記事を2つ紹介。

オフ会開催するだけでモテる。しかも小銭が稼げる。: うしじまいい肉がじぶんをとる ニコニコチャンネル

毎日同じ居酒屋でオフ会を開催してるだけでモテるという話。そういうのはあるだろうなあと思う。ネットによるコミュニケーションが盛んになっても、やっぱりリアルで人が集まる空間は常に必要とされているのだ。

僕自身も、無職でぶらぶらしてて暇だったから自分でゆるいオフ会を企画したり(もくもく会とか)シェアハウスを作ったりして人を集めて、モテてはないけど何とかそれなりに知り合いを増やしてやってこれた。自分がそういうことをしたのは、自分が既存のコミュニティに新参者として入れてもらうのが苦手だから、自分がいてもいい場所を自分自身で作ろうって思ったのもある。あと、人と喋るのはめんどいけど人の集まる場にはなんとなく混ざってたいというのもあって、そういうのには主催者という立場は都合がよかった。

一時期東京のギーク界隈で飲み会の幹事役として有名だったnagayamaさんなんかは、「自分に取り立てて凄い能力があるわけでもないから、自分から幹事役を買って出ることでうまくいろんな人たちと知り合えた」みたいなことを言ってた。nagayamaさんが東京から京都に引っ越したときには「これから誰が幹事をやるんだ……」という嘆きの声が多数聞かれた。集まりたい欲求はあるけれど、場所を用意するのはめんどいって人は多いから、場をセッティングする幹事役はいつでも求められている。

そして幹事役のやることはそんなに難しいことじゃない。連絡を回したり告知をしたりとか、人が集まれる空間を用意したり(店の予約など)という事務的作業と、あとは適当にニコニコしながら話でも聞いてればいいだけだ。

ネット時代の今でもなぜリアルで集まる場所が必要になるのか?という記事。ネットはケでリアルがハレみたいな話が面白かった。普段からネット上でのコミュニケーションにどっぷりな人でも、やっぱりネットだけでは物足りなくてリアルで集まりたくなるんだよね。リアルタイムでお喋りするSNS全盛の今ではネットとリアルを二つに分けるのもなんか違って、もう両方はシームレスにつながってるようなものだけど。つながってるからこそ、ネットもリアルもどちらかだけでは存在できなくて、リアルで会った人とはネットでつながろうとするし、ネットで知り合った人とはリアルでも会おうとする。

上の記事で語られているようなコミケのような大規模な集まりの他にも、もっと小さいレベルでもネットの人はみんな集まりたがってる。僕の周りの人なんかもいつもチャット上で「今日渋谷誰かいませんか」「アキバどうですか」とかしょっちゅう言って、用もないのにバーガーキングに集まってみんなでパソコンを広げてインターネットしてる。

だから、友達とか知り合いを作りたい人は、自分で場を作ってみるのはよい方法だと思う。集まりの内容は何でもよくて、ファミレスでドリンクバー飲んでだらだら喋るだけでもいいし、公園で散歩するだけでもいいし、なんでもいい。趣味など共通の興味がある人を集めればそれなりになんとかなる。

重要なのは「いつでもそこに行ったら誰かがいる」感、を出すことだ。そういう感じがあると人が集まってくる。

そんな場所が街にいっぱいあったらいいのにね。知り合いの誰かが店をやってたりしたらそこに溜まりやすいけどなかなか難易度が高い。公園とかもそんなに居心地がよくない。結局、ファミレスとかハンバーガーショップとかが、どこにでもあって低価格で長居できるというので一番利用しやすいインフラになるんだろうか。


続き的なの書いた:
ゆるいイベントのコツ(仲間の作り方) - phaの日記