http://d.hatena.ne.jp/inside-rivers/20110114/1295021669
みなさんお疲れさまでした!! 聞いたことや考えたことなどメモしておきます。
・当日のログ
- 出演ハウス
- 住人について。
- どこのシェアハウスでも同じだなーと思ったのは、中心にまず住人がいて、その周りに何人かの常連がいて、さらにその外側にときどき遊びに来る人とか初めて遊びに来る人がいる、という同心円的構造がある。
- 住人だけじゃなく常連的な人からもある程度の家賃・会費などを集めてるハウスもいくつかあって、ギークハウスではそういうのやってないけど、場所を維持するためにそういうやり方もありだなと思った。
- 家賃そんなに安くない問題
- 家賃節約のためのシェアハウスってのもあるけど、必ずしもそうではなく別の付加価値を求めてシェアハウスする人も多いので、家によるけどそんなに安いわけではない。普通にワンルームマンション借りるのと変わらないぐらいのところも多い。
- でも家具とか家電とか共有できる分安く済むのはある。
- あと家賃自体はそんなに安くないけど敷金礼金的なところが節約できるとか。
- 法律問題。
- 住居の賃貸関係はそもそもいろいろ法律がややこしい。
- 面白いシェアハウスってのは単に住居じゃなくていろいろイベントとかやってたりするけれど、住居・事務所・ホテル・クラブ・飲食店などそれぞれの業務の形態ごとにいろいろ法律的な縛りがあるので、そのへんを気にすることも必要。
- シェアハウスって昔からあるし別に新しくない問題。
- 「昔のシェアハウスのほうが面白いのがいっぱいあった」って確かにそうかもしれないけど、昔はよっぽどの変な人じゃないとシェアハウスやらなかったのが、今ではわりと普通の人もシェアハウスを選択肢の一つにするってところが面白いんじゃないかと思う。その状況が。
- 一部の変人がとんがったことやってるよりも、普通の人の生活が変化するって方が革命的じゃないだろうか。シェアハウスという選択肢がもっと一般的になればいい。そういう住のインフラが整備されることで社会の雰囲気が変わるのではないかな。思想を主張したり行動で社会を変えるというやり方じゃなくて、アーキテクチャ設計的な。
- サブカルとかアングラとかカウンターカルチャーとかもう成立しないよなー的な感慨とともに。
- 僕は個人的に、部屋を借りるときに敷金礼金保証人とかが必要でふらふらしている人間にハードルが高い日本の一般的な住居の賃貸システムが嫌いなので、そのシステムを壊すようないろんな住居がもっと出てきてほしいと思ってるし自分でも実践している。そのシステムは社会のメインのライフスタイルが正社員終身雇用の時代の産物なので、その雇用が崩れている現在、住居のあり方もそれにつれて変化していっているのは必然だと思う。
- ソーシャルネットワーク時代のシェアハウスって何?
- ソーシャルネットワーク時代って要するに、インターネットによるコミュニケーションコストの低下によって、会社とか学校とか家庭とか既存の固定した人間関係以外にもいろんなところで人間が繋がれるようになった、って感じでいいかな。
- そういう時代において人が実際にリアルで集まる場所として、家庭でも会社でもない、ある程度オープンで人が集まれる「家」っていうのは必要なので今増えているんだと思うし、もっとこれからもいろいろできていくだろうと思う。
- 新しい共同体とかそういう文脈で「無縁社会」とかそのへんの問題とリンクさせてる人もいるし、そういう可能性もあるだろう。
- 渋ハウスは家をどんどん大きくしていってるけどギークハウスは数を増やしてる。
- 僕がめんどくさがりなので自分で作るよりみんな勝手に作ってって感じなせいはある。
- 自分でいっぱい作るより、他の人が作りやすいような設定を整える、というのに興味があるかもしれない。僕の個人的傾向だけど。アーキテクチャ設計的な。
- あとまあインターネットというのは無数のクラスタに分かれるものだろうという考えもある。
- 僕がめんどくさがりなので自分で作るよりみんな勝手に作ってって感じなせいはある。
- 個人が個室、ワンルームに一人暮らしをするということ自体がそれほど歴史の長いことでも自明なものでもない。家族の形態なんてここ150年くらいで移り変わりまくってる。
- pha「坂口さんは都市には何でも落ちているというが、僕らはネットには何でも落ちていると思う」→ネットって新しい自然だよね。ネットという自然における狩猟採集生活。
また何か思いついたら書きます!