phaの日記

パーティーは終わった

キャラクターの分身としてのTwitter Bot



プログラミングができなくても作れるTwitter botの作り方
プログラミングができない人もみんなTwitter Botを作ったらいいよ - phaのニート日記

を公開したところ多くの人に見ていただけて、しかも実際にTwitter Botを作ってくれた人がたくさんいたようで、とてもうれしい限りです。実際に作られたBotのうち僕が確認したものを下の方にリストにしておきました。漏れているものがあったらコメントなどで教えてくれたら嬉しいです。

こんな風にbotがどんどん増えて行って、Twitterやってる人はみんな一人一botくらい飼うようになったら面白いなと思います。


面白かったのが
twitterのbotは新しい同人文化になるんじゃないか - プログラミングを始める10の理由
のエントリでした。

自分も、流行ってるし勉強に丁度いいや、と邪気眼botというキャラクター系のbotを作って、そのソースを公開したところ、多くの方から反響をいただきまして、その層と言うのがいわゆる同人系のコンテンツ作ってらっしゃる方々だったのですね。
把握しているだけでもヘタリア(一番多い、さすが)の他、BASARA、ポップンと言ったゲーム系、少年ジャンプ系…
「自分の愛するキャラクターの分身をTL上に顕現させて、やりとりを楽しみたい」という欲求。
中には「ボットもどき」と呼ばれる、プログラムではなくキャラクターになりきった生身の人間がpostし、リプライをするモノもあるようです。
これなどは、かつて流行った同人文化「なりきりチャット」に似たもの、というよりtwitterに場所を移し替えただけのものと言えましょう。

Twitter上ではBotを使って架空のキャラクターを存在させることができるんですよね。アイマスとかけいおん!とかラブプラスとかもキャラごとにBotを作ってる人が確かいたはず。

前のエントリでも書いたけど、Twitterbotの相性の良さというのは、Twitter上ではbotが人間と同じラインに並べるというところだと思う。

アニメやゲームのキャラでも、Twitterなんてやるはずのない芸能人でも、既に死んでしまった有名人でも、Twitter上に再現することができるんだよね。

全部Botだけど、Twitter上には高田純次 もいるしタモリもいるし村上春樹もいる。現在塀の中の押尾学だっている。ドラッカーもいるしバフェットもいる。
死んだ人だって、石川啄木もいるし種田山頭火もいる。時空を超えて1945年8月15日の玉音放送だって流れている。

架空と現実、人間とBot、過去と未来の枠を超えて、140文字内に収まるものだったら何でも並列に同じタイムライン上で流してしまえるのがTwitterのすごく面白いところだと思います。

みんな、自分の好きなキャラ、歴史上の人物などをTwitter Botとして存在させて見ると面白いと思います。

僕はちょっとbot作りすぎて管理が大変なので誰かやりたい人があったら勝手にアイデアを使って作ってもらって構わないんですが、短歌とか俳句とかはTwitterの長さと相性がいいのでそのへんは作りやすそう。古い人なら著作権的な問題はないし。僕は短歌が好きなので著作権が切れてたら寺山修司とか塚本邦雄とか穂村弘とか作りたいところなのですが。作家だったら太宰とかキャラが立ってるし人気あるしいいんじゃないでしょうか。アフォリズム的な文章も多そうだし。