旅行をするときにはダメ人間パンを買うことが多い気がする。ダメ人間パンがカバンの中に一袋入ってるとなんかすごい安心感がある。
ダメ人間パンという呼び名は誰が言い始めたのかよく知らないけど、コンビニやスーパーとかで100円くらいで売ってる、スティック状で細長くてチョコチップが入ったりしている、モソモソしてヘニョヘニョしたパンのことだ。ダメ人間はご飯を食べるのを面倒くさがってずっと布団で寝転んだままこのパンばかり食べている、ということからそう呼ばれるようになったんだったと思う。
旅行中の携帯食料としてのダメ人間パンの利点を三つ挙げてみる。
1.日持ちする
おにぎりとかは痛みやすいけど、ダメ人間パンはかなり日持ちする。パサパサして水分が少ないのも耐久性が感じられて頼もしい。なんとなく一週間くらい放置していても安心。
2.潰れても平気
旅行中にカバンに入れて持ち歩いてるとどうしても潰れやすい。あんパンとかだと潰れてぐちゃっとなると気持ち悪いし、メロンパンとかだとボロボロ崩れて後始末が大変だ。でも、ダメ人間パンは潰れてもあまり被害がない。むしろちょっと押し潰されたくらいが美味しいような気もする。
3.空腹にも甘味が欲しいときにも対応できる
空腹を満たすこともできるし、甘いものを食べたい欲を満たすこともできる。万能感があって頼もしい。
高速道路のサービスエリアで、豆の抽出中に「コーヒー・サンバルンバ」が流れるような自動販売機で買った熱々のホットコーヒーを飲みながら、ダメ人間パンをモソモソと食べつつ、知らない土地の風景を眺める瞬間が至福だ。僕が一人旅で好きなのはそういった移動中の時間で、旅先で何をするかとかはわりとどうでもいいような気がする。
追記:ダメ人間パンは各社が作ってますが、ヤマザキのが一番好きです。コンビニのプライベートブランドのダメ人間パンでも裏の製造者を見ると「山崎製パン」となってるのがあるので(ミニストップのやつとか)それがおすすめです。