phaの日記

パーティーは終わった

肩こりがマシになった話



 最近肩こりがかなりマシになりました。以前は「肩に悪魔がへばりついているようだ」と思うくらい痛くてしょうがなくて、アリナミンEX(成分はビタミンBとE)を飲むと症状がやわらぐので毎日飲んでたんだけど、3日飲むのを忘れるとまた痛くてしょうがなくなるって感じでした。けど最近は薬とか飲まなくても大丈夫になった。完全に治ったわけではなくてまだこってることはこってて肩のあたりの筋肉はいつもこわばってるんだけど、薬飲まないと痛くて耐えられない、というのからは脱した。
 多分その理由は『サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療』を読んで肩こりの起こる理由について考えたからか、もしくは『音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと―アレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング』を読んだりヨガをやったりしてからだの構造を意識しはじめたからだと思う。前者については本を読んでみないと伝わらないようなところがあるので、後者から得たものを少し紹介します。
 簡単に言うと、解剖図を見たりヨガのポーズをとったりして自分のからだの構造についてちょっと知識が増えたことで、からだの重さを骨で支えるのがいいということに気づいた。骨で重さを支えると筋肉は支えることから解放されて、こらない。それだけなんだけど。
 「悪い姿勢というのは骨で支えるべきところを筋肉で支えているのだ」って前掲の本だったかどっかに書いてあった気がする。
 肩こりに関して重要なのは背骨。頭の重さを支えるのに背骨を使うと首とか肩とか背中の筋肉がすっごく楽になります。どうやるのか、というのは文章では伝えづらいけれど、背中を丸めるのではなく、かといって軍隊みたいに胸を張るのでもなく、自然にまっすぐ立っている感じ。
 見分け方は座っているときのお尻の下への体重のかかり方でわかります(立っているときは足の裏への体重のかかり方)。どんな姿勢をとっていても接地点にかかる重量は同じわけだけど、骨で支えている場合は頭の重さがストンと直でお尻の下にかかっている感触があります。姿勢が悪いときはそんなにはっきりと重さの伝わり方を感じることはできないけれど、背骨で支えてると重さがまっすぐ伝わってく。頭の重さが直接お尻の下の椅子にかかっていて、その中間の部分(首とか背中とか)は「ない」ようなイメージが描ければよいと思う。そのとき首と背中の筋肉は重さを支えることから解放されていて、楽になってるはずです。
 話がずれるけど「その部分がないものとイメージする」というか「意識しない」というのはいろんなところで大事っぽい気がする。声の出し方とか歌い方とか調べているときに、歌うときには「のどはないものと思え」というアドバイスがあった。声を出すときに大事なのは肺での呼吸や頭とか胸とかへの共鳴であって、喉(声帯)ってのはただリラックスして自然に震えていればいいだけなんだから、その部分に力を入れたり余計なことはするなってことらしい。ないものとイメージするとき(もしくは全く意識しないとき)その部分には全く力が入っていなくてリラックスしきっているわけです。この話前にも書いたっけ。
 呼吸なんかもどんな風に吸ってどんな風に吐いてるかとか意識してないときが一番スムーズに行ってたりするし。