phaの日記

パーティーは終わった

酒を飲むようになった





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僕は今37歳なのだけど、この歳にしてなんか最近突然酒に酔うやり方のようなものが分かって、よく酒を飲むようになった。
まあ今までも人と会うときなどは飲んでたんだけど、うまく酔いに乗りきれないところがあって、「飲んだらちょっと楽しい気がするけど飲まなくても別にいいか」くらいな感じだった。前は一人のときは絶対飲まなかったけど、最近は一人でも飲んだりしている。
ポイントとしては、今まではわりと四六時中、「クリアな頭で物を考えていたい」とか「起こったことを全て覚えていたい」とか思っていた。せっかく世界にはこんなにいろいろ面白いことがあるのに、考えたことや起こったことを忘れてしまったらもったいないじゃないか。だから飲み会の途中とかでもしょっちゅうメモを取ったりしていたし、ツイッターやブログにいろいろ書くのも覚えておくためにやってるようなところがあった。

でも、なんか最近そういう欲求を手放して、「考えなくても覚えてなくても別にいいか」と思えるようになって、遠慮無く酒に酔えるというか、酒の酔いに乗って行けるようになった気がする。

考え続けると頭が疲れるし、僕なんかがいくら考えたところで大して面白いことを思いつくわけじゃない。理性や知識が必ずしも人を幸せにしてくれるわけじゃない。いろんなものを手放しながらラクに生きていこう。さよならだけが人生だ。

 

 

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

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