社長室にてmikan3が買ってきたらしい倉田真由美『だめんずうぉーかー』を読む。ダメな男とばかり付き合ってしまう女の子の話を元にしたノンフィクションギャグマンガ。これ読んでると「俺ってなんて真っ当でいい男なんだろう」とかちょっと思うが、そんな風に下を見て安心しても意味がない。上を見よう。この本に書かれているダメ男もそんなダメ男とつきあってしまう女の子もどちらも自分とはタイプが異なっているので、読んでいて自分の身に沁みたりすることはなく「世の中にはいろんな恋愛があんねんなあ」という感想しか抱かない。俺は女の子を殴ったり金を借りたりはしないけれどそれは俺がだめじゃないからというよりは(まあそこまでだめじゃないというのもあるけど)どちらかというとタイプの違いで、俺はそんな濃いコミュニケーションができるほど人間関係を信じられなくてどうしても距離を置いてしまう、というタイプだからだろう。煮詰まったりテンパったりしても「殴る」とかいう方向に行くのではなく「どうせ俺は一人だ」などと拗ねてしまうタイプ(念のため言っておくけれど今は全然煮詰まってもテンパってもないですよ)。この本に出てくる人たちの真似をしたいとは思わないけれど「この人たちは俺よりも濃い充実感を感じているのかもなあ」とは思ったりする。