短歌
二十回生まれ変わるならそのうちの一回は海の匂いが似合う・・・・・・「度重なる無礼に堪忍袋の尾も・・・・・・」あるみにうむのばらがさいたよその昔キリンの首をへし折った極悪非道の神の左手坂道を駆け上がりたい もしくは うじゃりうじゃりした虫を踏…
おやすみなさい。これはおやすみなさいからはじまる真夜中の手紙です
陥穽のごとき平安われにあり蠅らに鯖の目なき頭(づ)がある
薄切りの食パンひとつ抜き取りて立方体をやや平たくす
東京に持っていくものを書き上げたファミリーマートのレシートがない
The world is mineとひくく呟けばはるけき空は迫りぬ吾に
恋人が夜半を過ぎても帰らねば鬼神の如くカレー粉を炒るを作るなり 第3回 ネット短歌コンクール 5月7日締め切り。選者は佐佐木幸綱、小島ゆかり、谷岡亜紀。賞品があまり魅力的でないが一応応募してみた。昔作ったのを。短歌は一つ一つが短いので使い回しと…
からまった材木とかが螺旋状に融けていくまでひねりをかける
閂は午前三時に閂の声で「閂、閂」と啼く
親指を紺の手帳に挟まれて線路の前で動けない姉
すっぱだかでジェットコースターに乗りこんで叫んだ願いは叶うらしいよ
「もし君が銃を持ってたら多分ロクなことをしないだろうから」射殺
永田紅 短歌の時間今月のお題 「七」 〆切 4月25日(必着)(e-mailで応募可) ※自由題も随時募集
穂村弘・文 寺田克也・絵「車掌」(ヒヨコ舎)という本が4月25日に出るらしい。変な組み合わせ。寺田克也って名前は知ってるけど全く読んだことないなあ。 ここでちょっと立ち読みできる。ちょっといいかもしれない。
うつくしい午前五時半ころころと小石のように散歩をします たくさんの手紙が欲しい日があってそういうときは寝てしまいます ふかぶかと座れぬイスを捨てにゆく夢からさめて生きている朝 カーテンのすきまから射す光線を手紙かと思って拾おうとした 何故僕が…
そういえば二月六日も15分55秒のところで果てり
そういえばさきおとといも15分25秒のところで果てり
花を詠んだ俳句・短歌 花ごとに。写真入り。
あの日から十年経って錠剤を持ち歩く人になってしまった
なか卯とか、吉野屋とか、松屋とか、ファミリーマートとか、見えています
辺境とか言ってみたくて原付を西へ西へと走らせています
この場所で短歌日記とか書いておきながら、実はここ数ヶ月短歌を作らなくなっている(作れなくなっている)。この場所に載せたのは過去に作ったものばかりだ。 今、短歌が何故自分の中から出てこないか。 なんか、ぼーっとしているときや、歩いているときな…
軽く読めておもしろい本はないですかと訊かれたときのための白い本
「EVIAN」のペットボトルに擬装した泡盛を犬の鼻にちかづける
五歳児に「なんでおるの?」と訊ねられ折り紙だからと答える二月
梨好きの女に恋をしたせいさ奴らが指に怪我してるのは