phaの日記

なんとかなりますように

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殊能将之『キマイラの新しい城』

西尾維新『きみとぼくの壊れた世界』ISBN:4061823426

読了。面白かった。ミステリとして細かく見ればつっこみどころがいろいろありそうだけど最初から西尾維新にミステリとしての楽しみをそれほど期待していないので気にならない(そういや最近緻密な論理を構築するようなミステリを読む気が全くなくなってしま…

最近読んだ本、の中でよかったもの

エリカ・クラウス『いつかわたしに会いにきて』 保坂和志『プレーンソング』 川上弘美「物語が、始まる」 上遠野浩平『夜明けのブギーポップ』 上遠野浩平『ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師』 貴志祐介『十三番目の人格 ISOLA』 北森鴻『花の…

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岡田斗司夫『恋愛の取説』ISBN:4774503800 永嶋万州彦『繁盛するカフェ成功開店法』ISBN:4751103008 NHKきょうの料理シリーズ『グッチ裕三の早うまレシピ』ISBN:4141875384 バイト生活向上委員会『きょうからの無職生活マニュアル』ISBN:4575712213 合計で4…

最近読書

岡田斗司夫は頭がいいなあ。元気さに世代の差を感じるな。 上遠野浩平はなんか奇妙な感じのする物語を語るね。この奇妙さは何なんだろう。あと、この人橋本治がすっごく好きなのね。 橋本治はやっぱりすごい。強くて真っ当だ。俺もこれくらい強くて真っ当に…

読了

歌野晶午『ROMMY』読了。 そういえばミステリ読むの久しぶりだ。 「そういう話だったのか!」とか「この話がそんなところにいくのか!」とか唸らされた。歌野晶午は本格ミステリを組み上げるのがうまいな。すごい。やっぱり本格ミステリって面白いなあ…

歌野晶午『ROMMY』 なんか限定3000部の復刊とか書いてあったから買ってみた。歌野晶午結構好きだし。 高瀬一誌歌集『レセプション』 絶版のはずなのだが紀伊国屋のウェブで売ってたので買った。

これからしばらくは通勤時間の暇つぶしにとして高校の頃読んでいた山田風太郎の文庫本を読み返すことにした。

いま橋本治『青空人生相談所』(ISBN:4480021876)を読んでいて、この人の『愛の帆掛舟』(ISBN:4101054126)などの小説を読んでいるときも思ったのだけど、なんでこの人はこんなに人間のことがわかるのだろう。怖いくらい。人の考えがどんなルートをたどるかと…

橋本治『ふしぎとぼくらは何をしたらよいかの殺人事件』 これは橋本治版『虚無への供物』じゃないか!とか思いながらワクワクしながら読んでて(実際『虚無』を始めとしてミステリがたくさん引用されている)橋本治好きもミステリ好きも両方楽しめそうだと感…

『求愛瞳孔反射』を読んだ勢いで穂村弘の『シンジケート』(ISBN:4806010855)を読み返した。 この本を読むと自分でも短歌を作りたくなる。というか、作れるような気がしてくる。ここ数ヶ月短歌からは離れていたのだけど、またちょっと作ってみたくなった(…

穂村弘『求愛瞳孔反射』ISBN:4104574015

詩集。言葉がきらきらとしている。 基本的には穂村弘の短歌と同じ手触りの世界なのだけど、短歌から詩へと枠組み(文字数)が広がったことで、述べられる事柄が増えて、穂村弘の短歌が持つ単語の一つ一つの破壊力は幾分か減っていて、しかし使う言葉数が増え…

『1日3万円稼ぐ77の副業』というくだらない本を読んでいる。 ビル管理(危険物とボイラー2級を持っているとよい) クロスワードパズル作成(1本5000円から) 実話雑誌投稿(「内容はコギャルやOL、人妻などの衝撃の告白がイイ」)

橋本治

最近橋本治の短編小説を読んでいる(『愛の矢車草*1』『つばめが来る日*2』)。橋本治って17歳くらいのときにエッセイや評論を読んだくらいだったんだけど、小説もよいなぁ。おおまかな感想としてはエッセイや評論について感じたのと同じで、まっとう、とい…

橋本治「愛の矢車草」(新潮文庫『愛の矢車草』収録)読了。すごいな・・・。やばい・・・。

ゴミ

下で書いた 『ゴミ投資家のための人生設計入門』ISBN:4840213224 は、生きていく上でとても役に立つのでお薦めです。家を買ったり子供をつくったりする前に、働きはじめた20代のうちに読むべき本でしょう。ぼくは家も子供も持つつもりはないのだけど、それ…

「彼女の名前は緑色だったわ。エセルかヴィヴィアンか忘れちゃったけど」 『共感覚者の驚くべき日常』(isbn:4794211279)を読了。おもしろかったー

俺は俺の頭を良くするぞ

山形浩生のサイトの文章を読んで、この人むちゃむちゃ頭いいなー、と思った(この小野善康の批判とか)。この人みたいに物事をスパスパ分析してズバズバ断言できるようになりたい、と強烈に思ったのでアマゾンで山形浩生『新教養主義宣言』isbn:4794964153を…

最近読んだ講談社ノベルス

歌野晶午「安達ヶ原の鬼密室」 読む前はタイトルだけ見てなんだこりゃと思ってたけど、面白かった。ストーリーにも興味が持てるし、不思議な謎と素敵な解決がちゃんとあってミステリとしてよくできている。文章も読みやすい。キャラクターは弱いけれどまあそ…

昨夜友人のハタミが大阪から遊びに来て、id:shimと三人で飲んだり喋ったりした。 僕は外人の作家を全然知らなくて、海外の小説読むならどんなん読んだらいいの?ってハタミに訊いたら、まあこんなん読んでみたらいいんじゃないかっていう作家の名前をいくつ…

松井計『ホームレス作家』(幻冬舎)ISBN:4344403118を読む。家を追い出されてホームレスになってしまった作家の話。 貧乏生活は好きだけど、部屋が無いのは嫌だ。籠れるスペースが無いなんて耐えられない。図書館に入ろうとすると断られて、ケースワーカー…

なつやすみのどくしょかんそうぶん

京極夏彦『陰摩羅鬼の瑕』ISBN:4061822934 うん、確かに「陰摩羅鬼」で確かに「瑕」だな。京極夏彦を読むのは久しぶりでしたが楽しめました。 妖怪シリーズもいろいろ変遷を経てきたけれども、これは『姑獲鳥の夏』のところに戻ってきた感じがする。何を見せ…

追記

あ、さっき『暗闇のスキャナー』の飯田訳を読み返すことはないだろう、って書いたけど、やっぱり読みたいような気がしてきた。比較するのは楽しそう。半年か一年くらい経ったら読んでみてもいいな。『暗闇のスキャナー』はディックの作品の中でもかなり気に…

A Scanner Darkly

過去日記に書き込みがあったことは通知のメールを受け取る自分以外はほとんど気づかないだろうのでここに載せる。 目を覚ますと「はてな」から、日記にコメントが付いたというメールが来ていた。 phaさんの日記にコメントが登録されました。 山形浩生 『おこ…

紀伊国屋、ゼスト御池から撤退 地下街の経営は転期(京都新聞:2003.07.18) 新刊屋と古本屋 ―その距離感の変遷― 宍戸立夫(三月書房)

ふと、夏目漱石の『道草』を読み返したくなった。とても地味だけど、好きな作品だ。神経質でインテリ肌の男が自分に無理解な細君だとか金をねだりにくる親戚だとか、生々しい現実的な生活にうんざりいらいらしつづけるという作品、だったはず(おぼろげな記…

最近読書

北村薫『謎物語』 歌野晶午『生存者、一名』

BOOKOFFで100円で買った本

北原白秋訳『まざあ・ぐうす』(角川文庫)ISBN:4041120047 145ページより。 一つのたるに 一つのたるに、三人はいり、 どんどこ、どんどこ、すっどんどん。 あいつらだれだ。 肉屋にパン屋、 ろうそく屋の亭主。 つっころがしてしまえ。 しようのねえやつら…

最近読んだ本

紀田順一郎『第三閲覧室』 桐野夏生『OUT』

同居人の買ってきた駕籠真太郎『駅前浪漫奇行』(太田出版 ISBN:4872337646)を読む。中身は相変わらずの内容だが質は落ちていない。死体とかブラックジョークとかいっぱい出てくるんだけど、もうなんか「あー、駕籠真太郎節だなあ」と読むと安心するような…